タイトル_19

いいね、ウィーン。

こんにちは。みどりのパスタです。


ちょっと仕事に余裕ができてしまったので、久しぶりにどこかへ出かけようかな、と仕事終わりに考えておりましたら、国立国際美術館にて、「ウィーン・モダン〜クリムト・シーレ 世紀末への道〜」という展示がある!とポスターで見かけたものですから、休日を利用して行ってみました。


国立国際美術館!

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大阪メトロ四ツ橋線、肥後橋駅から徒歩10くらいでしょうか。(私はこの日南森町から歩いて行ったので、40分くらい歩きました。)

大阪市立科学館の隣にあるのですが、ここ、国立国際美術館はこんな感じの突飛な見かけです。そんなに大きくないじゃん、とお思いかもしれませんが、これ、入ったら地下に美術館が広がっているんですね!


地下なのにすごく光が入ってきて、天井も高くて、とっても広いんです。地下1階にはレストラン&カフェもあって、ケーキとかオムライスとかも食べれます。

↑国立国際美術館の公式サイト↑



入場!

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入り口です。今回は「ウィーン・モダン」のチケットを買うと、特別展示の「ジャコメッティとⅡ」もみられたので、そちらも見ることに。

チケット購入前に、大きな荷物はロッカーに預けました。ジムに行く予定だったので、その荷物とか。

ちゃんと100円が返ってくるロッカーなんですよ〜!地味に嬉しい!笑

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メインビジュアルに使用されているのは、クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」

クリムトは人気ですからね。駅のポスターもクリムトの「パラス・アテナ」が起用されていました。やはり美しいです。そしてウィーン・モダンらしい、シンプルなラインを起用しているところも刺さりますよね…。


さあ、入場です!楽しみ!



個人的に刺さったところ

今回行こうと思ったきっかけというか、理由は、なんと言ってもクリムトでした。クリムトだけが目当てでした。笑

しかし、今回の展示の趣旨は、1700年後半のマリア・テレジアの時代から1900年代までの、いわゆるウィーン・モダンが開花するまでの芸術・生活・そして市政の変化なども学べるものでした。

今回の展示は全部で4章構成。

第一章
「啓蒙主義時代のウィーン」

第二章
「ビーダーマイアー時代のウィーン」

第三章
「リンク通りとウィーン」

第四章
「1900年線ー世紀末のウィーン」


一番最初からおどろかされました。入場してすぐ、悠に2mは超えているであろう、「マリア・テレジアの肖像」が来場者を出迎えます。

思わず立ち止まってしまいますし、心の中で本当に「Wow…!」と叫んでいました。なんてステキな演出。

肖像画を見るとき、私はいつも手と目と服を見てしまいます。このマリア・テレジアの肖像は、身につけているドレスの刺繍が大変緻密でした。黄金に輝く刺繍糸の一本一本まで描かれており、触れてないのに、その素材感がしっかりと伝わるドレスの表現、美しかったですね…。



次に刺さったのは、第二章、「ビーダーマイアー時代のウィーン」の中で展示されていた「3つの最も美しいもの」です。こちら、額縁が資格ではなく、円なんです。

額縁の工夫とか見るのも大変好きで、丸い額縁の中に佇む女性が大変魅力的でした。

ちょっと思ってしまったのが、この、「3つの最も美しいもの」は、酒、女性、音楽という人間の三つの娯楽を表現しているのですが、酒はいいとして、音楽は左手に持った楽器でのみ表現しているのが、「それだけかーい!」って思ってしまいました。笑。

女性を見せたい構図なので、致し方ないでしょうか。笑。


そして、第三章ではウィーンを大きく発展させる要因となったリンク通りという通りの当時の様子や建築模型、生活様式などの展示です。

この辺りでなんとな〜く感じ始めのは、「それただの提案書なのに、クオリティ高すぎない!?」という作品たち。

キャプションをよく見てみると、「○○のためのデザイン画」「○○の構想画」というようなタイトルのものが多くなってきます。


いやいや、もうこれだけで作品ですやん!?というものばかりで、なるほど、プロは提案書からガチで作るんだな…。なんて感心してしまいました。


そして、第四章。クリムトの時代です。ウィーン工房のデザインや、ウィーン分離派のグラフィック(ウィーン分離派展のポスターやタイポグラフィなど)も展示されており、いわゆる純美術ではなく、デザインの展示が多くなってくる中、これまた粋な展示が一つあったんです。

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クリムトの「エミーリエ・フレーゲの肖像」。なんと撮影OK!!!!!

いいの!?撮っちゃうよ!?シャッター切っちゃうよ!?なんて、また心の中で叫びながらこの2枚を撮影しました。


美しいなぁ…。そして、なんて大きな作品…。顔の写実的な表現と、服の抽象的な表現、そして金と青のシンプルなコントラスト…。好きだ…。


そして、エゴン・シーラン。クリムトのタッチとはまた違い、荒い感じではありつつも、人間の肌感やその下の血管まで感じるような、そして独島な世界観が魅力的でした…。



まとめ

ウィーンの、特にウィーン分離派やウィーン工房の時代は、大学の時にデザイン史で勉強はしていましたが、教科書で見る作品と、実際にこの目で見るのでは、全く違いました。また、今回は作品だけではなく、ウィーンの歴史や生活などにも触れることができ、大変見応えのある展覧会でした。軽く1時間はいましたね。

やはり、定期的にこうしたインプットも大切ですね。心が洗われますし、感性がより研ぎ澄まされる(純化される)感覚。大切いしたいです。

↑皆さんもぜひチェックしてみてください!↑



筆者紹介

note用自画像

関西圏内でデザイナー/カメラマンとして週末フリーランスをする23歳、女。スターバックスのコーヒーを飲みながらスターバックスで仕事をするのが好き。

私が大好きなアーティストはアンディ・ウォーホルです。


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