若葉のふるさと協力隊2019 in 山形県小国町
8月28日(水)~9月1日(日)の4泊5日、山形県小国町で「若葉のふるさと協力隊」が開催され、3名が参加しました。緑のふるさと協力隊 千田有実子さんからのレポートと参加者からの感想をもとに、5日間の様子をお伝えします。
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【1日目】8/28(水)
JR米坂線の小国駅で「若葉」参加者と合流し、その後小国町役場へ移動。
役場内でオリエンテーションを済ませてから、町長へ表敬訪問をしました。
その後は、まず森林組合の木質チップ工場を見学に行きました。町の90%以上を森林が占める小国町。森林資源を 薪・炭・柴などの木質バイオマス資源として、持続的に活用しており木質チップは、役場の床暖房にも利用されているそうです。
その後、ペレットストーブを取り扱うお店へ行きました。ペレットストーブの暖かさに触れてもらったり、薪を使ってご飯を炊いたり、ピザを焼いたり、バーベキューなどをしました。バーベキューには緑のふるさと協力隊OBや地域おこし協力隊の方々もかけつけ、歓迎会もかねて一緒にピザのトッピングをしたり、肉を焼きながら交流しました。
【2日目】8/29(木)
午前中は山で木を伐採して、運び出す作業をしてもらいました。
その後は農業に興味がある参加者がいたので、田んぼで鳥よけのネットの設置もお手伝いさせてもらいました。
午後からは、みょうがの収穫と植え替え作業。小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、無事に作業ができました。
作業後は温泉で農作業の疲れを癒しました。
夜は、猟友会の人にいただいた熊肉でみんなで熊汁を堪能。
夕食後は、街灯のないところで星空観察をしました。
【3日目】8/30(金)
あいにくの雨でしたが、午前中は黒沢峠の保全作業として土嚢を設置しました。
午後は黒沢峠の散策を行い、雨の日に見られるブナ林の樹幹流も見ることができました。
夜は古田歌舞伎の練習風景を見学。
宿舎に戻ってからは思い思いに過ごしてもらいました。参加者の1人は、公民館近くをライトを持って歩いて、ミヤマクワガタを捕まえていました。
【4日目】8/31(土)
朝は少し早起きをして、朝食前に全員で箱口地区を散策。
午前中は笹巻き作りを体験。地域の方と地元高校の家庭科の先生も、作り方を覚えたいということで参加してくれました。全員、覚えが良くて、2、3回巻き方を習うと黙々と笹を巻いていき、7人で180個の笹巻きを作りました。
午後は夕方からの活動報告会の準備をしました。「若葉」の参加者もだいぶ打ち解けてきたようで、みんな協力しながら準備をしていました。
活動報告会には箱口地区の皆さんを中心に総勢21人が参加してくれました。活動報告会の後は、地域の方々と懇親会。午前中作った笹巻きを、地域の方々に配りました。「孫が笹巻き好きだから喜ぶ」と言ってくれた人も。
【5日目】9/1(日)
最終日は、小国の景色を楽しんでもらいました。横川ダムを散策しかじか滝で川遊びをしました。天気も良く熱いくらいだったので川遊びにちょうどよかったです。
今回、小国の北部地区はあまり行っていなかったので、お昼は「金目そば」へ。
地元の人が経営しているお蕎麦屋さんで、季節の天ぷらをサービスしてもらったりも。
最後、道の駅「白い森おぐに」でお土産購入をして解散しました。
【参加者の感想より】
◎地元の方はとても優しく、プログラムの内容も充実していて、すごく楽しくいい経験が出来ました。
◎ 5日間長いようで短かったです。とても内容の濃い5日間で充実していました。地域の方々も、とても優しく温かかったです。参加して本当に良かったです。
◎沢山の食べ物、お話、どれも大変心に残りました。ありがとうございました。また小国に来ます!
【緑のふるさと協力隊より】
同じものを見ていても、人によって感じ方は様々だと感じました。例えば、私は別に虫が好きではないので、カブトムシを見ても、「あー、地方だからいるのね」くらいにしか思わないけど、好きな人からすれば、「カブトムシを捕りにまた小国に来たい!」となるんだなと。それに、なんてことない作業でも、初めてなら新鮮に感じるし、楽しいんだと気づきました。
色々な人が来ることだけで、地域にとって刺激になることもあるのだと思いました。
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参加してくれた皆さん、ご協力いただいた小国町役場をはじめ小国町の皆さま、ありがとうございました!
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