蝶蝶結びの詩

幸せってどんなものなのか想像する事だけが、今の私にできることだって線を引いて、その延長線上で 私は貴方の幸せをずっと願っていました。
今、ようやく その想いが報われる時。
私も幸せという瞳に目を向けて、貴方の幸せに目を合わせて、貴方と幸せに見つめ合いながら 笑い合えるでしょう。

仕合わせだなんて、贅沢よって不釣り合いよってゴールテープを持ってる人が私に声をかけてきた                  私 笑窪を見せて言ったの。
『ずっと待っていてくれてありがとう。
先の見えないこの延びた線だけが、私の拠り所で、唯一の言い訳で、誰かの幸せを願える優しい心だった。
今、手を握り返してくれる 私よりも大きくて強くて優しい私の仕合わせと出逢えたの。だから次はスタートテープを準備して、そうして
使い終わった伸びきった線はガラクタになる前に蝶蝶結びにしてほしいの。』

何処にいても透き通った瞳の貴方は淋しそうな笑顔とはかけ離れて
私の隣
私に光を射し込む流れ星。


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