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リファラル以外でEM応募した結果どうだったか
今の会社に入る前、ちょうど転職活動時期にめちゃくちゃ痛いところを突かれたツイートがあった。
今回の個人的ベスト名言は「リファラル以外で応募してくるようなEngineering Managerはダメ」#em_meetup
— ohbarye (@ohbarye) October 26, 2018
ダメというのは「成功率が低い」という意味だったらしく、だったら自分がやってみてどうだったかを検証しようとその時決心したのだった。
あれから2年ちょっと、検証結果がでたので記録として残していく。
結論:ダメ(失敗)だった
はい。見事にダメでした。
なにがどうダメだったかを振り返り、これからEMを目指してやっていくぞ!という人へのアンチパターンとして貰えればと思う。
ダメポイント1:ジョブディスクリプションがあいまい
先輩諸氏からこの時点でダメだろとツッコミが入ること間違いないと確信しているが、ジョブディスクリプション(何をするか)は会社と自分との間でしっかり決める。決めないと期待値がずれたまま全く違うことをすることになる。
EMは会社ごとに何をするかが異なる役割なので、会社が何を求めているか、自分がそれに対して解決に導ける(=なんとかする)力があるかは入社前にこれ以上話すことがないくらい対話をしたほうがいい。
会社にとってEMは銀の弾丸ではないし、自分の能力を発揮することができない状況に陥ることもある。(今の自分がそうだとは言わないが…)
ここをしくじると双方にとってよくないので慎重にことを進めることをおすすめする。
ダメポイント2:居場所は自分で作る
なんだかんだで入社したら、とにかく自分の強みをなるべく早くアピールしよう。問題は向こうからやって来ることはほぼないので自分から問題を見つけに行く姿勢を常に出そう。
観察は大事だが見ているだけでは周りも「この人は何をしているのか」と一歩引いてしまうかもしれない。EMのカバーする領域が広い分、自分の場所を自分で作っていくことが必要だと思う。まず行動しアウトプットしよう。
ダメポイント3:EM=ヒューマンマネジメントではない
ちょっと前のEMといえば1on1やふりかえり、チームビルディングなどヒューマンマネジメント方面に強い人というイメージがあったように思う(自分がそう見ていた)
確かにそれらもカバーする領域にあるが、最初に触れたジョブディスクリプションは果たして一致しているだろうか?
場合によってはプロダクト推進のために事業部間の取りまとめをしたり、開発プロジェクトの進行管理だったりすることもあるかもしれない。
果たしてそれらは自分の強みを活かせるだろうか?
得意でないことを進める技能も必要だと思うし、それもマネジメントではあるけれど、得意でないことを続けると期待していた評価を得ることも難しいかもしれないし、何より自分が楽しくないのではないだろうか。
無理して耐えることはない。
終わりに
リファラル以外で応募してくるようなEngineering Managerはうまくいくとは思えないが、うまくいく方法はありそうだ。