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読書メモ『ギデオン 第九王家の騎士』

8月は個人的にちょっとキツイことがあって、現実逃避でもしようと書店のSFコーナーを眺めた折、平積みされていたこの本のカバーイラストが妙に気に入ってジャケ買い。そしたら世界観にハマってしまった。

ゴリゴリのSF×ファンタジーで、LGBT要素もある、という感じ。

舞台は架空の惑星系で、1万年前に滅亡した後に謎の復活を遂げた世界。シャトルによる惑星間移動とかはできるが、登場する人たちはもろファンタジーで、死霊術を使うネクロマンサーと、剣で戦う騎士の組み合わせ。

全4部作の第1作で、この作ではあるひとつの惑星の城の中で行われる選抜試験的なものを描いている。それでも、かつてあった科学文明の残した廃墟的な舞台と、骨や血を媒介にして戦うネクロマンサーたちとのギャップが妙にいい感じで、ずっとこの世界に浸っていたい感じ。

早く次回作を読みたいのだが、邦訳刊行はいつになるのか…読めないと知りつつ英語版のサンプルとkindleにDLした。

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