久しぶりに不思議のダンジョンやった感想とか
トルネコやシレン、昔ちょろっとやった程度だが
おもむろにシレン6をやってみたらクリア後に
想像以上に面白くなってきたので以下に簡単な紹介と
感想などを書きます。
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・独立したダンジョンがざっとした分類で10以上
・攻略順はダンジョンの出現条件さえ満たせば自由。
それでいてシナリオに組み込まれていたりするので
全体としての統一感がある。
私がやった中で特に面白いと思ったのが「桃まんダンジョン」。
ハンター×ハンターの世界で念能力を駆使して
攻略していく感じとでも言うか?
倒した敵を桃に変えストックし
それを食べる事で一時的に敵の能力を得る。
この状況ではあいつの能力を使えば役立つかも?
みたいな推測がはまると嬉しい。
一方、割とメインシナリオっぽい雰囲気ながら
苦戦したダンジョンが「ヤマカガシ峠」。
せっかく序盤で仲間を引いても
モンスターハウスで潰して結構死んだ。
運ゲーだよなと思いつつも運ゲーにも程度のレベルがある分けで
勝率を高める動きをした場合どの程度クリアできるのか?
が気になってきた。
ネットで調べてみたらそのダンジョンを研究している人で
7割ぐらいクリアしている人がいて、
しかもそれバージョンアップ調整が入る前の
仲間がまだ出ない時のクリア率っぽい。
プレイヤー全体ではクリア率数パーセントだったのに。
( ただしこのダンジョンの最後に出るボスは
一回倒せば次からは出ないので
1度でもクリアできればクリア率が大分変るはず。)
その人がやってる事で重要だと思ったのは
攻略サイトとかでも良く見られる様な
食料や矢や毒矢の増殖や
それらを使ってレベル上げする事なんだけど
初めそういう話を見た時、私の印象は良くなかった。
決まったパターンで裏技的に勝率を上げるのって
ゲームとして面白いんかな…と思っちまった。
しかし徐々に考えが変わった。
決まったパターン言うてもどこでもいつでもできる訳でもなく
狙いどころを考える必要がある。
例えば矢を増やそうと思ってもいつでもできるとは限らない。
現在の状況が許す限りなるべく良い矢を多く確保したいが
この「現在の状況」という奴が毎回変わる。
矢を求めるうちにデメリットや危険が生じる事もあるので
矢を集めること自体が序盤の中間目標みたいな感じで
ゲーム性を高めるのかもしれない。
これまでの私が不思議のダンジョンに抱いていた様な
「強敵との遭遇の様な偶発的状況に対して
即席のアイテムでうまく対処するトンチプレーの連続・・・」も面白いが
長期的な視点で安定したプレーができる戦略を考える事も
また違った面白さをもたらすのだと思う。
そして矢を探す中にも今までの様なトンチが役立つ事もある。
つまり今までの要素が失われた分けではない。
もっと多くのプレイヤーにおにぎり・矢・毒矢の
増殖のテクニックや重要性を分からせる工夫を
ゲーム中のどこかもっと分かり易い場所にいれてかないと
これらのテクニックが特殊なものだと思われたり
重要性に気が付く前に高難易度ダンジョンで疲れ果てる…
みたいな問題があるかもしれない。
そしてもう一つ私がシレン6をプレーしながら
マインドとして重要だと思う様になったのが
「個々の探索に重きを置かない」
という事だ。
例えば罠をいちいち探りながら歩くのが最適解なのかと言うと
お腹が減るし、そこまで慎重にならなくても
そこまで悪い結果になる事は稀だし
そこまで運が悪い時は諦めて次のトライをした方が速い。
不思議のダンジョンのやり込みとは死を絶対的に恐れて
ビクビクする事ではなく、
ダンジョンの方向性を観測したり
それに対応する戦略を練ったりする事
にあるのかもしれない。
運悪く死ぬのは一つの結果に過ぎない。
・・・とは言ってもダンジョンの奥まで行くうちに毎回
「必ずこの冒険をやり遂げよう・・・」みたいな気持ちが大きくなる。
戦略がどの程度有効か、生存率を見積もるためにも
数時間掛かる冒険を一瞬のミスで終わらせたくはない。
それは昔のアフリカの部族の少年が成人の儀式にライオンを狩りに行く…
だとかジャングルで遭難して村を探す感覚に近いか?
失敗の許されない人生の重要な一コマみたいな
気分にさせられるのだから楽しい。
最後に悪い感想も置いておく。
このゲームの初めのダンジョンは評判が悪い。
私も初めのダンジョンの後半、強くなる敵を前に
普通の装備で攻略できるのか?それとも
終盤の倉庫に強いアイテムを集めて
十分な資材が揃った時点で突撃するべきなのか?
あるいはイベントを進行させて
仲間やアイテムが解放されるのを待つべきなのか?
…方針が定まらない不快感が強かった。
序盤は小さな成功を積み上げていきたいのに
いきなり30階以上の修羅場の連続だし
毎回、死んで全ロストするのである。
ただし知識やノウハウがある程度溜まった今、もし
最初からプレーするとしたら
全力で初回クリアに挑むとは思う。
多分、個々人の経験や運、知識やプレイスタイルで
変わって来る部分であり
誰しも答えを模索して彷徨い続ける
不思議のダンジョン・・・