The Street Sliders TOUR 2023「ROCK’N ROLL」(10月6日トークネットホール仙台)レポート


※仙台ライブのレポートですが、やたら長い上に曲目等も書いていますのでご注意ください。一晩寝て、記憶が曖昧になった後で書いているので、多少間違えているところもあるかと思いますが、ご容赦願います。

昨日10月6日は、The Street Sliders TOUR 2023「ROCK’N ROLL」トークネットホール仙台でのライブでした。9月中にせっせと働き、休日出勤の代休をもらった私は、開場時間の十数分前には会場に到着したのですが、既に入場待ちの長蛇の列ができていました。私は、4月の豊洲PITと5月の武道館も行きましたが、列の近くの人たちは再集結後のスライダーズのライブは初めてだったようで、早くも熱気がすごかったです。男女比は多分半々くらい、年代は五十代くらいが多かったと思いますが、若い方もちらほら見かけました。ランダムに身分証の確認を実施と掲示されていましたが、私が見える範囲で確認されていた方はいませんでした。ようやく入場したと思ったら、物販の方も行列ができていて、物販購入列に並び直し。まだ並んでいる段階で「グッズ残り少なくなっております」というスタッフさんの声が聞こえました。今回はバンドTシャツの種類が多く、コーチジャケット、ペンダントヘッド、バケットハット等にも心惹かれながらも、普段、Tシャツや帽子やメンズ風のアクセサリーを身につけることが一切ない生活を送っているので、グッと堪えて、カメレオンTシャツとパーカーだけ購入しました。見本用に色々なサイズのTシャツが展示されているのですが、人が多くてじっくりサイズを検討するのは難しいので、あらかじめサイズは調べて行くべきでした。

その後、会場の奥まで行くと、気づいていない方が多いのか、さほど混み合っていないスペースに、三浦麻旅子さんの写真パネルが展示されていて、その直近でルードギャラリーのコラボスカジャン見本が陳列されていました。私は以前から「スカジャンを着てみたい」と思っていて、数年前「うさぎが月でお餅をついている柄のスカジャン」を試着したものの、私の顔と体型はポリエステルサテンが似合わないと判明し、結局買いませんでした。一方、コラボスカジャンはしっとりとした光沢のあるレーヨン。袖を通すと生地が柔らかくて着心地が良い上、艶やかな質感と明るいベージュの縁取りのせいか、黒色の面でも顔色が悪く見えないし、緑色の面でも下品になりません。SNSで皆さんが試着している写真を見た時から「似合っていない人がいない気がする」と思っていましたが、多分、素材とデザインが絶妙に良いせいで、老若男女、誰がどんな服装に合わせても比較的似合いやすいように出来ているのだと思います。生地がものすごく良い上に刺繍も手が混んでいて、お値段7万7千円は高価だと思っていましたが、実際に試着してみると「確かにコレは7万7千円だ」と納得でした。試着場所近くに鏡がないので似合っているかどうか自分では確認しようがない、と思っていたら、ルードギャラリーの関係者っぽい見た目の男性から「写真撮りましょうか」と声をかけていただいたので、リバーシブルの両面、SサイズとXSサイズの写真を撮ってもらいました。実際に着てみるとXSはジャストサイズだけどもう少しゆとりがあった方がいいかも、と迷っていたら、男性から「Sサイズの方が似合ってるように見えました」と言われたので、心置きなくSサイズに決定。
「…ルードギャラリーの方ですか?」
「いや、ただの客です」
というわけで、単なる親切なお客さんにあれこれやってもらっていたことが判明しました。(本当にすみませんでした。お陰様で安心して購入できます。)

その後、豊洲PITや武道館にも飾られていた巨大写真パネルの前は素通りして、自分の席へ。一階4列目、HARRYとスピーカーの中間くらいの位置でした。ステージの床は武道館と同じペイズリー柄でした。
「録音や撮影は禁止、携帯電話は電源をお切りになるかマナーモードにしてお鞄の中へ」的な会場アナウンスが流れ終えたところで、拍手と歓声。その後、SEにあわせて手拍子が起こり、一曲終わったところで拍手。他のアーティストのライブにあまり行ったことがないのでよく分からないのですが、このあたりに観客の気持ちがかなり昂っている気配を感じました。

客電が落ち、歓声と拍手とともにお客さんが一斉に椅子から立つ音が聞こえ、メンバーがゆっくり入場。衣装は、HARRYが豊洲PITで着用のピンクのスーツ、素肌に黒いベスト、スカーフ、黒色ハット、右手人差し指にシルバーリング、ネックレス(グッズのペンダントヘッドかも?)、白髪ですが武道館の時の直毛ではなくスライダーズ時代の髪型に帽子を被った感じ。蘭丸はいつものサージェントペッパーロンリーハーツクラブバンドのジャケ写みたいな黒のジャケットとパンツ。JAMESは武道館と同じ緑色のスーツ。ZUZUも多分武道館と同じだと思います。一同、無言のまま一曲目「あんたがいない夜」が始まりました。
HARRY「どうもこんばんは。ストリート・スライダーズです」(多分、二曲目の前)歓声が大きくて後半よく聞き取れなかったのですが、お決まりの挨拶なので多分間違いないと思います。
二曲目が「チャンドラー」。三曲目「Angel Duster」では、あの特徴的なイントロで拍手と歓声が起きました。四曲目が「Let's go down the street」
(ここだったあどうかあやふやですが。ギターチェンジ中の客の声援に答えて)
HARRY「よく聞こえてるぜ」
五曲目が「道化者のゆううつ」
HARRY「次はブルース…やるぜ」で六曲目「すれちがい」でした。
多分このあたりだったような気がするのですが、HARRYが、JAMES、ZUZU、蘭丸の順番でメンバー紹介。
蘭丸(HARRYの方へ手を掲げ)「今日も仙台で絶好調。村越弘明。HARRY」
七曲目「VELVET SKY」、八曲目「ありったけのコイン」
(違う曲だったかも知れないけれど)曲の途中で、HARRYが右手の人差し指と中指を揃えて額に当てて挨拶のポーズ。うわあ、格好いい…と思った瞬間、私の目の前の女性客が両手で頬で覆っていて「あ、この人、今ので恋に落ちたわ」と思いました。
(このあたりだったと思いますが、ギターチェンジ中)
女性客「HARRY、聞こえてる?」
ギターチェンジを終えてマイクの前に戻ったHARRY「馴れ馴れしい奴だな」(その後、HARRYは蘭丸の方のところに行き、蘭丸の肩を抱いてニコニコして何か喋っていたので、多分、照れ臭かっただけで怒ったりはしていなかったと思います。)
【追記】
他の方々のレポートを読むと、どうやら「馴れ馴れしい奴だな」と言ったのは蘭丸で、HARRYがなだめに行ったというのが正解みたいです。

HARRY「次は新しいのやるぜ」で、九曲目「曇った空に光放ち」、十曲目「ミッドナイト・アワー」
確か九曲目の前、HARRYと蘭丸が中央で向かい合って、HARRYが「1、2、3、4」とカウントを取っていました。

(このタイミングかどうか忘れましたが)観客「誕生日おめでとう!」「蘭丸」「おめでとう」拍手、歓声。で、HARRYが蘭丸の方へ手を掲げる。
蘭丸「みんなありがとう」(サンキューだったかも)

HARRY「蘭丸が歌うぜ」で、十一曲目「天国列車」
十二曲「カメレオン」では、HARRYと蘭丸のワンマイク「カメレオーン」を拝ませていただきました。
十三曲目「So Heavy」この曲の直前だったと思いますが、ステージの背景が明るくなって白地に黒のペイズリー柄が現れました。多分、この曲の時だったと思うのですが、なぜか(あえてのポーズなのか足元がふらついたのか定かではありませんが)曲の途中、HARRYが床に片膝をついてギターを弾いていて、その姿が妙に格好良い、と見ていたら、目の前の女性客が息を呑む気配があって「また恋に落とされたな」と思いました。
十四曲目「Back To Back」
HARRY「最後の曲」(という趣旨のことを言った後)十五曲目「風の街に生まれ」
いったんメンバーが退場。その後のアンコールは「のら犬にさえなれない」と「TOKYO JUNK」どちらの曲だったか忘れましたが、チューニングがおかしいのか、何音キーを下げるかを間違えたメンバーがいたのか、理由はよく分かりませんが、イントロの部分が妙に聞こえたのですが、ZUZUが全く動じないでドラムを叩いていて、いつの間にか普通の演奏になっていたのが印象的でした。最後はまず蘭丸とZUZUが手を繋ぎ、HARRYが奥ゆかしいJAMESの手を引くようにして舞台中央に連れて行き、四人が手を繋いで、繋いだ手を上へ掲げて挨拶。その後、メンバーが一人ずつはけて行き、最後にHARRYがギターピックを客席へ放り、舞台袖で蘭丸と肩を組んだりしてから退場しました。

全体の印象としては、豊洲や武道館の時は、メンバーも緊張していたと思うのですが、昨晩のライブはツアーも後半ということで緊張もほぐれ、メンバーはかなりリラックスした雰囲気。特にHARRYははしゃいでいる?という印象を受けるくらいご機嫌で、お客さんを煽るような仕草も随所に見られ、それが全体の演奏にも功を奏したように感じました。(後半、繰り返し何かを蹴る仕草をしていたり、手を挙げて歓声を煽るような動きをしていたり)
豊洲PITや武道館の時も「解散していたはずなんだけどおかしいなあ。普通にずっとバンドを続けていた人たちのライブみたいなんだけどなあ」という印象でしたが、昨晩はさらにその印象がより濃くなって「長年一緒に活動してきたことで完全に気心が知れているバンドによる阿吽の呼吸でのライブ」そのものでした。


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