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バックスタンプは語る


今日のおやつは
昨日作って冷やしておいた
りんごのコンポートにバニラアイス
それに
ダージリンのストレートティ
カップは久しぶりにウェッジウッドのキャベンディッシュ。

ウェッジウッドのカップは二組持っているのだけど、両方とも結婚するときに、実家から持って来たものです。

このカップをじっくり眺めてみるのが、案外と楽しい。
カップはその美しい装飾が、それだけで既に十分雄弁だけれど、もしそれ以上にカップを語るものがあるとすれば…。
それは、カップの裏、ソーサーの裏などに押してあるバックスタンプじゃないかしら。

まず、このネイビーとゴールドで縁取りのしてあるキャベンディッシュのピオニー。

カップのバックスタンプは

ポートランドの壷(黒壷)
文字は茶色
登録商標のRマーク
(Rマークが付けられたのは1973年以降)
一番下の線の中央に点がある

ここまでで
1991-1997年製とわかる
さらには、
22という数字
これはロットナンバー
5客おのおの番号が違う

そう、このいま手に取っているカップがいつどこで製作されたのか追えるのです。

もう一組、真っ白なタンナケット。
こちらは
1986-1991年製。

バックスタンプは
ポートランドの壷(黒壷)
文字は茶色
登録商標のRマーク
パターン名の上に線と点がある。
まだタンナケット島のジオデービスに著作権があることを示すCマークが付いている。

おもしろいですよね。
宛ら推理小説のよう。
わたしが読み解けるのはここまでが限界で、ほんとうはもっといろいろおしゃべりしてくれてるのかも知れないですよね。

ウェッジウッドだけに限らず、マイセンやロイヤルコペンハーゲンなんかもこういう謎解きがありそう。

こういうのね、調べてるとほんとに際限なくなってくるので、楽しいですけど、あっという間に時間が経ってしまいます。
学問として、ちょっと勉強してみたくなりますよね。







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