幼稚園でアルバイトしていて、

キッズ達に絵を教えたりするんだけど、

頻繁に耳にするのが

「赤やピンクは女の子の色」

「今年の教室は男が少ない、女ばっかりだ」

「かわいい」「かっこいい」

4~6歳くらいのキッズからなかなか過激な

ジェンダー発言が……

今日は小1の男の子が、ゴムで編んだ青いミサンガみたいなのを腕にまいているのを見せてくれて、

「凄いね、つくったの?色がきれい」

と話したら、もう1人の小1の女の子が

「それ、女の子がやるやつだよ」

と指摘。

え、そうなの?

「でもオレやってみたかった」

って言っていて、この子は自分の審美眼みたいなものがあるんだなって思った。

女の子の流行りを男の子がやったら

男の子の遊びに女の子が入ったら

何かいけないことでもあるんだろうか。

わたしが彼らくらいの年の頃、

わたしは人に会えば「あら、ハスキーボイスね」

と言われるくらい声が低くて

女の子らしさに当てはまらない自分への

ひねくれなのか、

ピンクも嫌いでお父さんのキャップを被って

ボーイッシュにいることに徹していた。

小3のときは一人称も「僕」だった。

敢えて女の子らしくいないことで

女の子らしくなれない自分を

守っていた。

ピアノの発表会で可愛いドレスも

着たいと思えなかった。

中学では合唱は男子パートだった。

女の子でも男の子でもないような

新種の女の子みたいな気でいた。

それでいいんだ。

旧式の女の子より響きがいい。

みんな好きに生きればいい。

偏見は、偏っていることに気づくことが大事。

そして恥じて変わっていけばいい。

わたしもキッズに

どう描いてもいい、どう生きてもいい。

子どもらしさや

女の子らしさ

男の子らしさ

あんまり考えなくていいよそんなの。

らしくなくても子どもだし。

大丈夫って言ってあげたい。

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