屋久島で「旅」をすることを知った
初めて屋久島へ行った時に感じたこと、出会った人たちや美しい風景のこと、そこから始まって繋がった数々の縁は、確実に今の私を形成する一部となっている。14年も前のことだ。今よりも無知でのんきだったし、今よりも他人と同じような幸せを信じていた。そして無職だった。何もすることがなくて、何もしなくて良くて、時間と自分自身を持て余していた。早い話が、暇だった。ふと「森が見たい」と思い立って、屋久島へ5泊6日の一人旅に出た。一人旅は初めてではなかったけれど、初めてドミトリーの宿を予約して(