【詩】天資
天資
「助けて」が止まない世界で
研ぎ澄まされた感受性は
鋭利な諸刃の剣に等しい
. . . .だから. . . .
無機質に恋い焦がれ
豊かな表情を闇に捧げ
心を凍らせる他ない
. . . .そして. . . .
愉楽に罪悪感を抱き
悲哀から解き放たれ
歪んだ自由を手にする
. . . .なのに. . . .
微笑みを放棄しても
手首から鮮血が流れ
暗い瞳から涙が零れる
. . . . 嗚呼. . . .
呪い(感受性)を受容し
渦巻く感情から逃げずに
死ぬまで生きる他ない
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