大雨警戒レベル、いちばん届くのは?
こんばんは。3日後に自分で「おちんちん」から管を入れ膀胱にたまったおしっこを強制排泄することになっているゴリィこと後藤です。もともと身体・精神障害・難聴とあってこれが加わるといよいよ災害弱者ですね。災害弱者の防災士、って役に立つんでしょうか?(笑)
さて、熱海では大変な土石流が発生しました。ひとりでも多くの方、願わくはすべての方が生きて発見されることを願うばかりです。
熱海の土石流のことに関しては、今はとにかく人命救助が最優先なので、色々と触れるのは避けたいと思いますが、今度は日本海側で「災害級の大雨」の予測が出ていますので、「大雨警戒レベル」の話題を取り上げます。
「大雨警戒レベル」とは?
台風を含む大雨の際は、さまざまな情報が飛び交います。
気象庁からは・・・土砂災害警戒情報・注意報・警報・特別警報
自治体からは・・・避難情報
国土交通省からは・・・河川の情報
これを「5段階」に分けて体系化したのが「大雨警戒レベル」です。下の画像は分かりやすい言葉に言い換えて各レベルを紹介している表です(自由に使ってください)。
私たちがいちばん目にするのは?
とはいえ、「自治体」「気象庁」「国土交通省(河川管理事務局)」からそれぞれの情報が発表されるのはこれまで通りです。
NHKはこのほぼすべてを放送しますね。きちんと「レベル〇」と数字付きで。数字付きでないときもおおむねテロップはこの色分けに沿ったものになっています。
とはいえ、私たちがいちばん目にする情報は「自治体からの避難情報」になるかと思います。エリアメールが「♪ピポパポピーン」と鳴って教えてくれますから。
ちなみに、仙台市の場合は避難情報を出す場合「レベル4」等5段階レベルを付記していますが、他の自治体はどうなんでしょうかね?
数字じゃなくて「色」で覚える
「レベル3」とは?等の説明は今回しません。直感的に表現することを重視するため、表現も直感的にします。
さすがにエリアメールは色分けされないのですが、「高齢者等避難」は「赤」、「避難指示」は「紫」、「緊急安全確保」は「黒」と覚えておけば、色で自分の取るべき行動が分かります。
じゃあ、数字じゃなくて色なのはなぜ?
ひとつは、色のほうが直感的だから、という簡単な理由です。
もうひとつは、気象庁の「キキクル」やYahoo!の「危険度マップ」は地図が色で塗り分けされているからです。
「キキクル」「危険度マップ」をみたほうがいい理由
前述の通り、「キキクル」「危険度マップ」は「土砂災害」と「浸水害(洪水)」、「キキクル」はそれに加え「浸水」の危険度を色分けし、ほぼリアルタイムで教えてくれます。
いっぽう、市区町村から出される「避難情報」にはタイムラグがあります。情報を出す決定にはやはり時間がかかるためです。
よって、自分のいる位置のマップ(以下、「キキクル」と「危険度マップ」をまとめて「マップ」とします)の色を見て、「赤」に変わったら避難に時間のかかる人は避難を始める、「うす紫」に変わったら危険な場所にいる全員が避難を始める、「濃い紫」に変わったらもしかしたらすでに危険な状態に身を置かれているかもしれないと考え、命を守る最善方法を取る。
色を見れば、そのまま取るべき行動が結びつくのです。
ちなみに、市区町村から出された避難情報が適切なものでなかった結果、被害を大きくしたという事例は残念ながら過去にもありました。
5段階警戒レベルで判断しやすくなったとはいえ、今後も同じことが起きる可能性は否定できないのです。
まとめ:これからは「マップの色」で自己判断の時代
Yahoo!の「危険度マップ」も気象庁の「キキクル」と出る情報には大差ないと思われます。
自分の身を守るのにこれだけ便利なものがある以上、使わない手はないと思います!
「赤」なら「ヤバいかも、時間かかるから今のうちに逃げておこう」、「うす紫」なら「逃げろってことだ!」、「濃い紫」なら「マジでヤバイ!死ぬかも!」など、自分なりの表現で意味を感じ取ってください。
そう考えると、「5段階の警戒レベル」で一番目に届く情報は「色」ということになってきますね。
ただ、「自分のいるところが安全かどうか」を知っておく必要があります。なんのことはない、ハザードマップをググって調べればいいのです。
もちろん、これまで通り自治体からの避難情報をもとに行動してもいいと思います。それは人それぞれ。
自分できちんと決めておくことがなにより重要です。
余談ですが、「視覚障害」の方に「危険度マップ」の情報が伝わるようなしくみが開発されるといいかもしれませんね。GPSの精度も高いですから。
今回も最後までご覧くださいましてありがとうございました。雨の季節、災害にはお気を付けください。
轟RADIO「トドろき防災」
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