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丹波富士三尾山から見えた大路地区の歴史と暗号

「あっ」

「もうこんな時間だ用意しよう」

…チッ…チッ…チッ…

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今日は高気圧に覆われ秋晴れ

久しぶりに相方と登山をすることになった
挑戦するのは僕の家の後ろにそびえ立つ山

…ゴォ…ォォォ…

三尾山

移住したら登るとずっと決めていたけど
登山するまで1年もかかってしまった

目的が近くなるとまたいつでも行けると思い
行かなくなるというあるあるが発動

三尾山は標高586mでその名の通り本峰、西峰、東峰と
3つのトンがった尾根がある

また岩肌が露出している部分がゴツゴツしており荘厳

前半は二人とも軽快に登っていたけど
相方が息切れしてきてスピードを緩める

辺りを見渡すと朽ちた木や川が止まっていたりと
雰囲気が少し怖いというか空気が重く感じがした

ここから自然と身が引き締まり
一歩一歩登山道を踏みしめた

…ザッ…ザッ…

1時間ぐらい登ると視界に何か大きい黒い物体が入り込んだ

Googleレンズの結果

………

恐らく熊の糞だ

内心は「マジか」と思いながら冷静を装っていたが
動揺を隠しきれなかった

するとどこからともなく鈴の音が聞こえる

.…リィン…リィィィン…

僕は鈴を持ってきていなかったので不思議に思った

パッと後ろを振り返ると相方が機転をきかして
スマホから鈴の音を流し出していた

「その手があったか」と思ってはいたが
悔しかったので褒めはしなかった

そんな不安もその後に鎮座しておられた
「やれやれ地蔵」に手を合わせ気を取り直した

そうこうしてると僕らは頂上まで辿り着く

主峰の頂上には三尾城跡の石碑があったが
スズメバチが沢山飛び回っていたのでそそくさと退散

しかし違うルートから東峰の屋根にも行くことができ
その場所は安全だったので一休みした

景色は最初に到達した主峰より頂上の景色が良く
友人の毅君の家やお隣の西山さん、自分の家も見えた

そこから二人で笑いながら「おーい」と叫ぶ
このご時世に平和ボケもいいところだ

でもたまにはこんなのもいいものだと
ほんの少しだけだが幸せを感じた

そんな時間も束の間
僕らはその場を後にする

…チッ…チッ…

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今回登った三尾山にはかつて三尾城があった
その三尾城は戦国時代明智軍に襲来され落城

その進軍の時に武功を挙げたのが
僕らが今住んでいる家の元住人「西山」さんの一族

だからこの周辺には西山の姓の方が多く住んでおられる
このお話はお隣の西山さんから教えていただいた

その土地に何故その名前や地名などが存在するのか
伝承、童話、芸術、名など気づく人だけに残された暗号

今回登山した三尾山の3と側にある県道69号線の6、9

369

369はあの有名なニコラ・テスラが提唱した
テスラコード「369の法則」は宇宙の鍵や
「弥勒(369)菩薩」は56億7千万年後の世に
釈迦と代わって人々を救う未来仏などがある

69号線を東に行くと倶利迦羅(くりから)峠がある
倶利迦羅はサンスクリット語のkulikaの音写で
八大龍王の一王の名だという

そして峠付近には熊野神社(熊野皇大神)があり
この地域一体を大路(王子・皇子)地区と呼んでいる

このように僕が移住したこの丹波には
何故か歴史の足跡やご縁が多くあり驚きを隠せない

また語源や数字の探究をしていると
親父ギャグみたいな領域にたどり着く事が多い

もしかしするとこの親父ギャグこそが
暗号の鍵とさえも僕は思っている

そうじゃなかったとしても
シンプルに親父ギャグは面白い…はず

こういった歴史の探究をしていると時間が刻々と過ぎる
過去へ遡っているのに未来に時間は進むという矛盾

過去は記憶(データ)で未来は想像(イメージ)
かけ合わせると創造(クリエーション)になる

つまり時間は存在しなく今しかない
時間という輪を創造し繋げていく事が縁(円)

これらを理解することで僕らは時間の制約から
解き放たれるかもしれない

輪は数字の0

…チッ…

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「今日もいい天気だな
山でも登ろうか」

「うんっ」

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高橋 悦史
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