LOCALLFE
賑やかな廃墟
のような町は午後二時
終わった後の世界
の終わりなき日々
去年の今日も今日と
同じようなことをしていたと
画面の中の過去の僕
が知らせてくれているよ
だだ広い駐車場の上
空っぽの空の下
身体のある幽霊
になってしまっていたよ
ここでの暮らしの虚なもの
に名前をつけてよ
写真にはふさわしくない
ここでの暮らしの
名前はついてないけど
明るい呪い
のようなものに
裏も表も表面
で
表面と真ん中ばかりが目立ちすぎる世界で
熱も闇も平温へ
ぬるまっていく。
ゆっくりと
息が詰まっていく
ような感じ