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’24 月報|育児日記 と 活動記録

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毎日書きたいけど、書ききれなくて、毎月1度だけ凝縮してしたためている子の育児日記。と、そのときの私の活動記録として。
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記事一覧

偏見を手放し、編みなおす|7月月報

いつからだろう。私が無知だとか、常識がないだとか、知らないことを隠すようになったのは。生きていくうえで、仕事をするうえで、こんなこと知ってて当然だ、と思うようになったのは。 常識とは、18 歳までに身につけた偏見のコレクション。だなんて、Twitterで数年前に知って、ずいぶんSNSライクなおいしい言葉だと思っていたけど、ここに来て、本当にそうだと思う。 自分の手の存在。おずおずと手を伸ばすこと。ぎゅっと握ること。触れてみること。感触を確かめること。生まれて間もない彼女は

見ていなかっただけのベールの向こう|6月月報

人生って船旅のようなものだと思っていた。新天地を期待して、なにもないところを方角だけを頼りに、旅をする。私という小さな小舟が大海原を行く。そんな孤独感を、ここ数年ずっと感じていた。 けれど、子と過ごす日々は、探検隊として草原でフィールドワークをしているようだ。 あの花が気になる。水の音が聞こえる。ちょうちょを追いかけたい。興味の赴くままに突き進むことができる。 疲れたら、ときどき寝っ転がって雲を眺めてぼんやりするのもいいよね。彼女がいるから、気づけた事象の数々を自分なり

生きるということは小さな変化の連続だ|5月月報

できるようになることって大人になると、全然見えなくなってしまう。できるようになることは、なんら当たり前のことな気がする。だって、それができる人はたくさんいて、そのうちの1人になっただけだから。 それなのに、生まれたばかりの赤ちゃんが「手を見つける」「おもちゃに向かって腕を伸ばす」「おもちゃを掴む」と、そんな小さな動作ひとつひとつに感動してしまう。 成長するとは、できなかったことができるようになった変化に気づき、認めることなのだろう。私も自分が自らの意思で、なにかを成し遂げ

終わりなき冒険のプロローグ│4月月報

うまれたばかりの我が子との生活は、まるでRPGゲームのようだ。この世界で、何も出来ない小さな小さな命を、健康に、ご機嫌に育てていく終わりのない冒険の旅。 睡眠時間、必要授乳量を確保するクエストでは、先人たちの知恵を収集しながら、トライアンドエラー。お出かけするには、必要な装備とセーブポイントを事前に調べて、出かける前には彼女のHPを満タンにするのも忘れずに。 今年の4月は、少しずつ経験値を貯めて、装備を充実させながら、我が子と世界を広げていった1ヶ月でした。 🦄 育児関

自己再構築月間 │ 3月月報

芋虫が蝶になるとき、サナギの中で芋虫の身体は一度ドロドロに溶けて、蝶として再構成されているんだそう。 2月末にこさかな(子の愛称)が無事生まれ、3月からは夫婦二人で、新生児との生活に。産褥期は出かけることが生き甲斐の私が家にこもり、子の世話をする日々でした。 体力も気力も果てながら、けれど、可愛くて仕方ない育児 × 産後メンタル × 引きこもり生活で、目の前の我が子のことしか考えられない状態に。まさか自分がそんな精神状態になるだなんて、思いもしていませんでした。 1ヶ月

おわりとはじまり │ 2月月報

2024年は確実に私をアップデートする1年になるから、未来の私のために、noteを書き留めておこうとはじめた月報note。 人生最大のビックイベントの最中ゆえに、気づいたら3月も終わりそうですが、2月の月報です。 🦄出産&育児関連さかかなのベビこと「こさかな」が予定日より10日早く、無事生まれました。 ・はじめまして。ようこそこの世界へ 2月は人体の限界を感じてた臨月突入からの、あっという間に出産に! こさかなは 2,500gの小さめな女の子でした。 たった2,5

人生をアップデートするためにお休みをいただきます。1月月報

開封したばかりの新しい手帳は、まっさらでわくわくする。 毎年、年が明けると新しい手帳だけ持って近くのカフェに行って「今年はどんな年になるかな。こんなだったらいいな」を書き留める時間から、わたしの1年は始まるのだけど、 なんだか今年はうまくできなくって。 というのも、3月に子どもがうまれるのだ。あと2ヶ月後には、居心地のいい大好きなうちの中に、新しい生命体がやってきて共に暮らすことになるというのに、私にはまったく実感がわいてなくって。 ひとつの小さな命を守らねばならない