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メーカー系のハードウエアエンジニアの部署でマネジメントをする役割を持っています。

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最近の記事

Google-GCPのロードバランサを使わないでSSL対応する方法 [GCP-xampp/Apache]

以前、GCPのロードバランサを設置してSSL対応してみたのですが、知らないうちに(無知のため)そこそこNetwork課金されたため、他のやり方を試してみることにしました。 何はともあれドメイン取得~DNSレコード設定 ということで、ドメイン取得から始まります。ドメイン取得は「お名前ドットコム」を使います。詳細は省略しますが、  ・ドメインの登録 → あなたのドメイン名.com (私は.comで取得)  ・ネームサーバー → 「お名前.comのネームサーバーを使う」を設定

    • PDF図面内の日本語を英語に自動変換してみた(Pythonを使う)

      タイトルの通りなのですが、ちょっとやってみたくなったので試行してみました。 Chat-GPTにぶん投げる(プロンプト) こんな感じで投げてみました。 で、2~3回のやり取りの末、こうなりました。 本pythonスクリプトのある位置(同フォルダ内)に変換したい図面(test.pdf)を予め配置してください。それで本スクリプトを実行すると、translated_output.pdfが生成される仕様です。 日本語から英語の変換はgoogletransで行います。transl

      • 自己証明書(SSL)を作ってhttpsアクセスし「セキュリティ保護なし」にならないようにする [xampp/apache]

        ここではWindows11上で試行しましたので、そのメモを残したいと思います。 ApacheでOpenSSLが有効かどうかを見る C:\xampp\php\php.ini に以下の記述があることを確認します(私の環境では984行目) extension=php_openssl.dll httpd_ssl.confにSSL関連ファイル等を記載する C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-ssl.confを以下の通り書き換えてください。your

        • 消防団点検アプリを作ってみる(Windows11-xampp/apache版)

          設備点検のおしごと こんにちは、消防団在籍13年目のmiczです。 ところで消防団のお仕事の中には「設備点検」というのがあります。具体的には 1. 消火器点検:所定の場所に消火器があるか、期限切れになっていないか、ケースに異常はないか 2. 消火栓点検:バルブを回して水が出るか、消火栓自体に異常はないか 3. 防火水槽点検:適正な水があるか、防火水槽自体に異常はないか がありまして、年に2回程度担当区域の街を回っては点検を行っています。 設備点検をスマートにしたい で、

        • Google-GCPのロードバランサを使わないでSSL対応する方法 [GCP-xampp/Apache]

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          15.レジスタを実装して分周回路付きPWM発振回路を作る

          ここではCPU側に対しての一般的なインターフェースとレジスタを実装するとともに分周回路を持ったPWM発振機能を持つ回路作成について触れていきます。 静電写真系のプリンタエンジンにおいて、そのハードウエア制御で本機能はとても重要です。(高圧制御とか) 問題 以下の回路モジュール(分周・PWM発振)を作成してください。 <レジスタ解説書(分周> アドレス 属性      解説      データ   0x00   リードライト  分周値設定   下位2bit          

          15.レジスタを実装して分周回路付きPWM発振回路を作る

          14.レジスタを実装して汎用I/Oポートを作る

          ここではCPU側に対しての一般的なインターフェースとレジスタを実装するとともに汎用I/Oポートの機能を持つ回路作成について触れていきます。 問題 以下の回路モジュール(8本汎用I/Oポート)を作成してください。 <レジスタ解説書> アドレス 属性      解説     データ   0x00   リードライト  ポート出力値  8bit 0x01   リードライト  ポート方向   8bit              (H:出力 L:入力) 0x02      リードライ

          14.レジスタを実装して汎用I/Oポートを作る

          13.レジスタを実装して和差算回路を作る

          ここではCPU側に対しての一般的なインターフェースとレジスタを実装について触れていきます。 問題 以下の回路モジュール(A+B、A-B)を作成してください。 <レジスタ解説書> アドレス 属性      解説      データ   0x00   リードライト  Aの数      8bit 0x01   リードライト  Bの数    8bit 0x02           リード                  和の結果     8bit 0x03   リード     差

          13.レジスタを実装して和差算回路を作る

          12.パラレルシリアル変換回路を作る

          ここでは、パラレルで入力される8bitをシリアルデータとして出力する回路を作成します。 問題 外部から8bitのデータが入力されると、シリアルで出力する回路を作りなさい。 入力条件:en1クロックHのタイミングで入力dinデータ8ビットを取り込む 出力条件:入力dinデータ8ビットを取り込んだら、1クロック毎に1ビット(パラレルの上位ビット順に)出力doutする。データ出力期間中は、valid信号をHにし、出力期間外はLにする さてどう作る? さあどうしましょうか。ま

          12.パラレルシリアル変換回路を作る

          11.シリアルパラレル変換回路を作る

          ここでは、シリアルで入力される8bitをパラレルデータとして出力する回路を作成します。 問題  外部からシリアルで8bitのデータが入力されると(ENがHレベル1クロックで1bit入力)、パラレル8bit出力(出力中はvalid信号をHにし、出力期間外はLにする)する回路を作りなさい。 #出力の上位bitには、一番早くシリアル入力したデータが入ります さてどう作る? さあどうしましょうか。まず方針を立ててみましょう。  ・シリアル受信回路(D型フリップフロップを並べる

          11.シリアルパラレル変換回路を作る

          QuartusⅡ v13.1の使い方3~シミュレーション編

          ここでは、ALTERA社のQuartusⅡ v13.1の使い方についてご紹介します。同ツールを使えばVHDLやVerilogで記述した回路を論理合成したり、シミュレーションを行ったりすることで最終的にFPGA化することができます。今回紹介するバージョンは2024年8月時点において最新のバージョンではありませんが、シミュレーション時の入力パターンがグラフィカルに書けるなどのメリットがあるためQuartusⅡ v13.1をご紹介したいと思います。 テストパターンを作りシミュレー

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          QuartusⅡ v13.1の使い方2~回路を作る編

          ここでは、ALTERA社のQuartusⅡ v13.1の使い方についてご紹介します。同ツールを使えばVHDLやVerilogで記述した回路を論理合成したり、シミュレーションを行ったりすることで最終的にFPGA化することができます。今回紹介するバージョンは2024年8月時点において最新のバージョンではありませんが、シミュレーション時の入力パターンがグラフィカルに書けるなどのメリットがあるためQuartusⅡ v13.1をご紹介したいと思います。 回路を作る(言語入力する)

          QuartusⅡ v13.1の使い方2~回路を作る編

          QuartusⅡ v13.1の使い方1~プロジェクトを作る編

          ここでは、ALTERA社のQuartusⅡ v13.1の使い方についてご紹介します。同ツールを使えばVHDLやVerilogで記述した回路を論理合成したり、シミュレーションを行ったりすることで最終的にFPGA化することができます。今回紹介するバージョンは2024年8月時点において最新のバージョンではありませんが、シミュレーション時の入力パターンがグラフィカルに書けるなどのメリットがあるためQuartusⅡ v13.1をご紹介したいと思います。 まずはプロジェクトを作る Q

          QuartusⅡ v13.1の使い方1~プロジェクトを作る編

          QuartusⅡ v13.1のインストール

          ここでは、ALTERA社のQuartusⅡ v13.1のインストール方法についてご紹介します。同ツールを使えばVHDLやVerilogで記述した回路を論理合成したり、シミュレーションを行ったりすることで最終的にFPGA化することができます。今回紹介するバージョンは2024年8月時点において最新のバージョンではありませんが、シミュレーション時の入力パターンがグラフィカルに書けるなどのメリットがあるためQuartusⅡ v13.1をご紹介したいと思います。 ダウンロード先とイン

          QuartusⅡ v13.1のインストール

          10.立ち上がりエッジをカウントする回路を作る

          ここでは、これまで学んだ回路を組み合わせて回路を作成することを体験することができます。 ヒント(というより設計方針) 以下の通り、立ち上がりエッジを検出回路を前段において、この出力を次段のカウンターイネーブル信号の入力として構成することで実現できそうです。 ところで前段も次段も実はすでに設計済み(立ち上がりエッジ検出は8番、イネーブル付きカウンタは1番)ですので、一から設計することはせず、これらを再利用してトップ階層で接続するだけで動作します。 動作パターン図で示してみ

          10.立ち上がりエッジをカウントする回路を作る

          9.立ち下がりエッジ検出回路を作る

          ここでは、ある信号がH→Lになった時に、H→Lへ立ち下がったことを検出する「立ち下がりエッジ検出回路」についてご紹介します。実践で良く使われる手法ですのでぜひ覚えておきましょう。 ヒント(というより設計方針) dの信号の立ち下がりエッジを検出するにはどう組めば良いでしょうか?下図はその手がかりとして描いた回路図となります。D型フリップフロップの後段の?のところを考えた上で全体の回路を考えてみましょう。 動作パターン図で示してみる 以下の通り、d信号がH→Lになると直後

          9.立ち下がりエッジ検出回路を作る

          8.立ち上がりエッジ検出回路を作る

          ここでは、ある信号がL→Hになった時に、L→Hへ立ち上がったことを検出する「立ち上がりエッジ検出回路」についてご紹介します。実践で良く使われる手法ですのでぜひ覚えておきましょう。 ヒント(というより設計方針) dの信号の立ち上がりエッジを検出するにはどう組めば良いでしょうか?下図はその手がかりとして描いた回路図となります。D型フリップフロップの後段の?のところを考えた上で全体の回路を考えてみましょう。 動作パターン図で示してみる 以下の通り、d信号がL→Hになると直後

          8.立ち上がりエッジ検出回路を作る