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No.78《就活指導⑨》イマドキの就活生の中に潜む‟タイパ”の是非について、自己開催セミナーでの一場面を振り返りながら忍び足で探ってみました(=^^=) もう少しZQ出していこう!!

いつも私の記事をお読みいただきまして、ありがとうございます。

本日は3連休の初日ということで、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
本来であれば、この3日間をどう楽しもうかと色々考えるところなのですが、とにかく寒い(>_<)  今朝の長野市の気温は-7℃で日中も0℃以下・・・。こちらに転居して今年で8年目になりますが、毎冬(特に1~2月)の寒さには一向に慣れず、身体がカチコチになってしまっています(悲)

そんな私の身体のカチコチ話はどーでもいいのですが、どうでもよくないのがイマドキの就活生に見られがちな「カチコチ思考」。
このサイトでも周知させていただいていますが、主に公務員2次選考対策向けにグループワークセミナーを定期的に開催していまして、実践演習の前に複眼(多面的)思考を鍛える脳トレを行っています。

「カチコチ思考」と表現してしまっている通り、脳トレでは複数の答えが考えられる問題であっても、1つの答えでギブアップあるいは同調してしまう就活生(中には有名難関大学に在学する学生の方々)も、結構いらっしゃいます。
その内容の一部を記載しましたので、ご興味のある方は挑戦してみて下さい。

Q . 赤ちゃんがリカちゃん人形の靴やmicroSDカードなどの誤飲食を防ぐために行っている工夫はどんなことでしょうか?
Q . 輪ゴムは茶色が定番ですが、緑色や赤色が積極的に活用されている場面や理由を挙げて下さい。
Q . 三角定規の中心に丸い穴が開いている理由は?
Q . 硬貨が丸い理由は?5円玉や50円玉に穴が開いているのはなぜですか?

上記の答えですが、もし考えが浮かばなくても、スマホで調べれば、誰でもすぐに分かると思います。(お手数ですが各自でお調べ下さい m(_ _)m )

私事になりますが、三角定規と5円・50円玉に丸い穴が開いている理由を知ったのは、当時大学生だった今から遡ること数十年前で、分からないことをインターネットで調べるという概念がまだ無い時代でした。
それ故、まずは自分の頭で考え、関連しそうな知識を含めて答えが全く浮かばなかったため、大学の図書館へ行って答えが載ってそうな本を日本十進分類法を頼りに探し、何とか無事に答えを見つけることができました。

実は、その数日後、当時アルバイトをしていた学習塾で、小6の受験生に配布していた中学受験関連の本の中に、この問題と答え&解説が詳しく載っている記事を偶然目にし、数分で解決できて落ち(オチ)着いたという、もう一つの発見方法?がありました。
この2つの発見話、当時は今のようにインターネットが身近なものでなかったからこそ、答えを考える過程や調べる方法を単一ではなく複合的にかつ時間を使って取り組むという、面倒でしたが今でも記憶に残っている経験ができたと思っています(^^ゞ

少し話が逸れてしまいましたが、生まれた時からインターネットが普及しているデジタルネイティブ世代(Z世代)がイマドキの就活生になるわけですが、上記の脳トレをやってもらうと、スマホで調べればすぐに答えが分かるから自分の考えを今すぐ出せなくてもあまり気にならないという方が多く見受けられます。
もっと厳しいことを言ってしまうと、インターネットで見つけた答えと解説を覚えておけば全然OKとして、時間や手間暇かけて自分なりの答えを考えることを軽視、あるいは全くしない人が多いのが現状なのかなぁと。。。

それにもかかわらず、これまで開催したグループワーク対策セミナーを通して、参加された多くの就活生の方々から、実践演習や本番の選考で「出題テーマの解決や政策提言に見合った発言ができず困っています。。。」という相談やそれに関する助言を求められてしまい、こっちも困ってしまいます。
そんな時は、手間暇かけずインターネットで見つけた「答え」と「解説」を覚えてさえおけばOK👌という考え方(「タイパ」を重視すること)が、お悩みのタネ(原因)になっていることをできるだけ否定や押し付けをせず、自ら気付いてもらえるように指導することを心掛けています。

Z世代の就活生が好む「タイパ」とは、タイム・パフォーマンスの略であり、効率的な時間の使い方を重視する考え方で、これらの説明が不要なくらい、今のご時世で知らない人は少ないのではないかと思います。
たしかに、この効率的な時間の使い方を重視する考え方は、今の時代にマッチしており、Z世代だけでなく全世代で大きなメリットをもたらしているといっても過言ではありませんし、もちろん、私自身もその一人であると自認しています。
しかし、上記した事例のようなデメリットも当然存在します。

「タイパ」のデメリットについて、開催したセミナーや就活指導で経験したことを私なりの言葉で以下のようにまとめてみました。

《タイパ重視によるデメリット》
◎じっくり考える時間が減り、創造的なアイデアや解決策が生まれにくくなってしまう。
◎長期的な目標や戦略を見失いがちになり、結果的に持続可能な成長を妨げてしまう。
◎最終的な目標や成果との一致を見逃したり、不完全な結果(ミス)を誘発する恐れがある。
◎他者とのコミュニケーションや協力を軽視することが多くなり、それが原因で人間関係の悪化につながってしまう。
◎短時間で済ませようという焦りが生じ、常に時間に追われる感覚が生まれ、ストレスが増加してしまう可能性がある。

いかがでしたでしょうか?
タイパのような効率的な時間管理は、必ずしも正しい、あるいは希望する成果(結果)と直結するとは限りませんし、場合によっては効率性と成果のバランスが崩れる可能性があります。

繰り返しになりますが、時間をかけて深い理解や創造性を培うことが、真の成果を生むことにつながりますし、逆に無駄を省きすぎることが、本質的な問題の見逃しや創造性の低下につながる可能性も大いにあります。
Z世代の就活生の方々には、ちょっと(もしかしたらそれ以上)面倒くさい時間や内容になってしまうかもしれませんが、デメリットの改善を無理なく目指しつつ、
❖ 目的は何かを意識する(答えに辿り着くまでの考える過程が大事)
❖ 思考のクセに左右されずに考える(多面的な考え方を持つことが大切)
❖ 結論に至っても考え続ける(結論を精査することでさらに質が高まる)

のクリティカルシンキング的な3つの要素も体感しながらディスカッションするセミナーへ参加してみませんか?
長野県内の就活生に足りないものは、IQでもEQでもなくZQ(ズク)ですよ(^o^)/ ということで、

2025年3月14日(金)13:30 ~ 16:30(個別面談時間を含む)
‶ フィードバック面談付き ″ グループワーク対策セミナー《基本編》
https://www.shukatsu-nagano.jp/event/38658.html
※2026年卒・既卒者対象 定員5名(残り席わずかです!!)
※面談は希望者のみ1人10分程度で実施します

を開催します。
本番の選考に向けて、苦手意識の克服や思考・発言力の向上を図りたい方からのご参加をお待ちしております☆彡

26年卒および社会人経験者含む既卒3年以内の個人的な就職・転職相談につきましても、ジョブカフェ信州さんや新卒応援ハローワーク長野さんと連携しながら随時対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
※長野県内以外での就活支援も可能な範囲で対応しています!!

引き続き、これからもよろしくお願い致します<<(_ _)>>

かもしん。