micropress1219

沖縄暮らし17年目。編集プロダクション、ミクロプレスを立ち上げしばらく活動。現在、おきなわいちば編集部に所属しています。趣味はキャンプ。https://www.instagram.com/kusano1219/

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最近の記事

喫茶店で思い出す父との思い出

子どもの頃、父と行った喫茶店の記憶が鮮明に残っている。出不精でパチンコ好きだった父とは、遠出をした記憶はない。休みの日は近所の公園でキャッチボールをしたり、バッティングセンターに行くのが日課でそれが唯一の父と遊んだ記憶。その帰りによく立ち寄ったのが喫茶店だった。ヘビースモーカーだった父の手元にはいつもタバコと灰皿。苦そうな焦げ茶色の珈琲を飲みながら、スポーツ新聞を読んでいた姿が目に焼き付いている。「野球」という唯一の共通点で結ばれていた父が勧めてくれたのは、「ドカベン」や「キ

    • 雑誌が好きなんです。

      雑誌がおもしろい。 読んだり、眺めたり そして作ったり。 作ることを仕事にし始めたのは、 大阪で暮らしていた23歳のとき。 「MAC使えます、イラレ(少し)触れます」って 社長にちょっとだけ話しを盛って 就職したというより、この世界に潜り込んだ。 その会社では自分で取材したものは 自分でデザインするという、 今考えるととんでもなく マルチな感じでやっていて、 そこでわかったことは、 自分にデザインセンスがないこと。 でも、人に話を聞くのが好きなこと。 そのあと、東京にいった

      • 空を見上げたら夏が近づいていたので、長女にLINEした。

        19時の空は、夏空でした。家から近くて、トロピカルで沖縄で一番好きな場所。テレビを観ていた次女を誘ったら断られたので一人でこの空を楽しんだ。なんか、もやもやしたので、長女にこの写真をLINEした。きれい、と帰ってきた。だよね、って少し満足した土曜日の夜。そろそろ帰るか

        • 小説に入る

          分厚い、そして重たい。 地図という単語に惹かれた。 小説は描かれた世界に 入り込めるのがいい。 いつの間にか、 登場人物との距離が近くなり、 一緒に生活しているような 感覚になる。 読むスピードは遅い。 早く読む気もなく、 たまに別の世界を 並行することもあるけど、 しばらく、満洲が誕生するまでの世界で 過ごすことになりそうだ。

          屋富祖で出会った、たこ焼きの缶詰

          屋富祖の缶詰バーで出会った たこ焼きの缶詰。 蓋をあけると たこ焼きが入っていた。 一口食べるとやわらかい。 アメ村の三角公園で食べた たこ焼きの思い出が ふと、蘇った。 奈良に住んでいた 学生時代も 卒業後もアメ村には 遊びや仕事でよく通った。 あの頃は、 これが正しいやり方なのか よく分からずに 古着屋の店主を取材していた。 小さなバイクが置かれていたお店。 たしかカスタムしたモンキー かダックスだったと思うけど、 バイクとは対照的な 大きな身体の店主が とてもやさしくて

          屋富祖で出会った、たこ焼きの缶詰