集中力の持続と記憶の定着にマイクロラーニング
実際、集中力はどのくらいの時間もつだろうか。マイクロソフト社のレポートによると、現代人の集中力がもつのは、わずか8秒だそう。ひとつの仕事に集中するのは、とても難しいことがわかりますね。
そんな中、世間一般のeラーニング研修はどうでしょう?60分~90分あります。もはや集中とは遠いレベルです。
ちなみに、「忘却曲線」(ヘルマン ・ エビングハウス) によると人は学んでから30日後ほぼ80%を忘れるそうです。なので、何か忘れないようにする施策が必要ですよね。
そこでマイクロラーニングの登場です。学習者は定められた学習目標を達成するために2~5分で完結された短いコンテンツをある程度 間隔を置きながら学んでいきます。
もちろん、その短いコンテンツが、大きくは教育体系の中の一つの断片(ナゲット)でなくてはなりません。いずれにせよ 一気に学んで一気に忘れるより効率が良いということです。また、学習時間を短縮することにも役立ちます。
また、マイクロラーニングはインフォーマルラーニングに最もフィットしています。
今までインフォーマルラーニングはIT化されて無かったですがスマホの出現により可能となりました。
以下、参考までにマイクロラーニングの学習事例を記しました
(1)音声のみを聴いて学ぶ
(2)フラッシュ カードで学ぶ
(3)クイズに答える
(4)ロールプレーイングゲームをする
(5)ショートビデオ見る
(6)他の人のチャットの会話を見て学ぶ
(7)モバイルでシミュレーションを行う
(8)インフォ グラフィックを見て学ぶ
マイクロラーニングは、米国では多くの企業 / 組織で使用されているそうです。
ウォルマートは、従業員の製品知識と安全対策などを学んでいます。
先に書いたマイクロラーニングの運用法を実践しているため、知識の(記憶の)定着に役立っているそうです。
また、彼らは個々の学習レベルを測定するのにゲーミフィケーションを行ったとのことです。
インター コンチネンタル ホテル グループ (IHG) ではマイクロラーニングが
顧客サービスにすごく役立っているそうです。今までの学習期間は5週間でしたが、それをマイクロラーニングの活用により2週間に減らしたとのことです。(これは凄い)
ちなみにコンテンツは簡単なテストを作成し繰り返し行ったそうです。
そのほか、銀行の多くの製品知識習得のためにマイクロラーニングを使ってますし、ウェルネス系の企業ではお役様への医療行為・栄養の基礎知識習得に関する研修にマイクロラーニングを使っているそうです。
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