街角にあるDとかSなどのコーヒーショップには、電源が用意されたおひとりさま席が必ずあって、そこでパソコンを開いてぱちぱちと、お仕事やお勉強に打ち込む人々であふれている。むかしむかし、そのような場所が喫茶店と呼ばれてた時代には、ぼーっと音楽を聞きながら物思いにふけるひとや、分厚い週刊漫画誌を広げて熱心に読むひとや、うふふあははと向い合せで笑い合うカップルであふれていたものである。 かつてブリッジという喫茶店が駅から歩いて5分ぐらいの裏通りのビルの二階にあった。内装は明るめ