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莇貴彦「三保松原(6日目)」

滞在六日目(10/12)は朝から三保でアクティブに活動。午前中から「松葉かきボランティア」に参加しました。

松葉かきは、その名の通りで熊手を使って落ちた松葉をかき集める作業。松原は、手入れをしないと(他の紅葉樹が自生すると)維持できないため、毎週末ボランティア活動が行われている。
下は年長さんから、上は60代?くらいのベテランまで様々の参加者。子供や若い方もたくさん参加していました。

松葉かきボランティア。天候にも恵まれて、松原の木漏れ陽も海風も気持ち良い。

じつは、MAW参加前から一番楽しみにしていたイベントあり、地元の方々とお話しできるチャンス。いざ松葉かきが始まると、サクサクと集めることができる松葉かきが楽しすぎて会話どころか作業に没頭してしまった。良い汗かいたー。

あまりコミュニケーション取れなかったけれど、地元の先生から造船所の情報などをきく。


午後は自転車にまたがって産業としての清水港(三保半島側)リサーチへ。お目当ては造船所付近。自転車で近寄ると巨大な船がまさに建設中で、あんな鉄のかたまりが海に浮かぶのね〜と月並みな感想。でも「ものづくり」の中では一際大きな造作ですよね...。

造船所の近くに鳥居の先に何もない奇妙な場所を発見!と驚きましたが、これは御穂神社への参拝のための「一の鳥居」とのこと。かつては清水から舟で渡り、この鳥居から入ったというのが地形と一致して妙に腑に落ちました。

鳥居の先になんにもない!と思ったけれど、海側からの入口だった。
(現在は水上バスが来たに防潮堤の金属製の扉を開けるみたい。)

ほかにも、大きな工場や釣り人、ネコ...。天気が良いので自転車リサーチが楽しい。


夕方からは三保松原のビジターセンター「みほしるべ」前で開催されている「羽衣まつり」の薪能(たきぎのう)の鑑賞。

月あかりに照らされる中、この地で受け継がれてきた羽衣伝説「能『羽衣 替之型』」や狂言などを鑑賞。伝統芸能の伝承って途方もないプロジェクトやな...ということを再認識。

演目中は写真NGだったので薪と能舞台を記録に。

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