関口彩「立山の国から、富士山の国へ。初めまして!静岡(1日目)」
みなさん初めまして!画家の関口彩です。この度は吉田町の「旅人」として富山県からやってきました。
専業画家になり7年目となりましたが、それ以前はマスコミなどを転々としてきた会社員でした。物事をリサーチ・企画すること、文字や言葉にして人に伝えることが好きで、今回の「マイクロアートワーケーション」(MAW)は、なんて興味津々な企画!と応募させていただいたんです。
そして静岡、実はずっと行きたい場所でした。
私の知人友人は、なぜか静岡出身の人が多いということと、「静岡と富山は似ている」ということを、以前聞いたことがあったから。
日本を代表する水深の深さの、駿河湾に富山湾。そこで採れる桜エビと白エビ。日本三大霊山は富士山と、富山にある立山。(あとは石川の白山ね。)
共通点がたくさんある土地に暮らす人と、合わないわけはないじゃない!と思っていたんですね。
古くは三大霊山を巡礼する過酷な旅のことを「三禅定」といったそうです。現代版・三禅定は、車だけど堪忍してくれ!と、5時間余りをかけて到着した静岡。初日はまず、ある人に会いに向かいました。
今年の1月、三島市で行われた私の展示会についてのInstagram投稿に、コメントを下さった方がいました。FM静岡でパーソナリティを務めるフォロワーさんで「今度静岡に来られる際は、ぜひ連絡を下さい」とメッセージを下さった、シンガーソングライターのkainatsuさん(以下、なっちゃん)
メッセージをいただいたとしても、よし、それではお会いしましょう!と普段はならないけど…なっちゃんは、お会いしてみたいとピンときました。関東在住の彼女は、金曜だけ静岡に来ているそうでタイミングも合い、ランチをご一緒することに。表現方法は違えどアーティスト同士共感するところが多く、同じ歳で誕生日も近いのは嬉しい偶然でした。
MAWで吉田町に滞在することを説明すると、「吉田町にある小山城で行われたイベントに、出演したことありますよ!」と言うなっちゃん。あれ、もしかして、えはらさんをご存知?
「えはらさん」は、私が吉田町で滞在する際のホスト役を務めてくださる方で、カフェ&アンテナショップ“CHILLIN COFFEE”のオーナーさん。なっちゃんは、そのイベントでお会いしていたそう。「えー!!なんで!知ってる!」と二人で笑いました。見ず知らずの土地で、あっけなく共通の知り合いを発見してしまった…
今から生放送だというなっちゃんと別れ、車中のラジオでなっちゃんの声を聞きながら、無事吉田町に到着。さっそくえはらさんにご挨拶し、なっちゃんの話をしてビックリさせてやったぜ。なんだか幸先の良いMAW初日!
いよいよ明日からは、本格的に吉田町のリサーチがスタート。出会うモノ・コト・ヒト、全てが新鮮で楽しみです。1週間、どうぞよろしくお願いします!
(私が信頼するアートディレクターさんが、過去に私のことをお話しして下さったスタエフ。ご挨拶がてらにご紹介させて下さい。お時間あるときにぜひ。)