佐野風史 / 早田仁知 「[ɕiɡa̤ikʰa̤t͡ɕo̞ːse̞ːkʰɯikʰʲi̥] (5日目)」
みなさんこんにちは、10月28日から静岡県は白須賀周辺を探索している 佐野風史 / 早田仁知 です。
私たちは、「音象徴」を切り口に、聴こえてくる音を言語音に変換すること、そしてその音(おん)を再構成したときに立ち上がる情景を探究するPhonoscape Projectという活動をしています。
1日目以降のnoteは交代交代で書いていくつもりでしたが、昨日に引き続き、今日のnoteも再び2人で共同編集しながら書いています。
それでは、ここから下は、今日を振り返った色々な話…。
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今日は、雨が降ってないということで、どこかでお弁当を食べたいな、と思い、「こがねちゃん弁当」へ。
店内はお弁当販売だけではなく、キッズスペースがあったりお菓子が売ってたり、プリンターがあったりと、多目的に使えるようになっていた。
次に向かったのは、このお店。
読み方がなんとも気になるせんべい屋、聞いてみると、「阿登引(あとひき)せんべい」と読むらしい。創業した方が崩し文字が好きでこうなったんだそうな。由来は、あと引く美味さのせんべい、という非常にストレート名前の付け方だったらしい。ただ、味は本当にその名の通りあと引く美味さで、明日も買いに行こうと思った。
それらをこさえて、新居の寺通りを歩く。目的地は龍谷寺。ここにはフリーピアノがあるというらしい。実際に行ってみると、色々な人の寄せ書きが書かれたピアノを発見。寺中にピアノの音を響かせながら赴くがままにピアノを弾く。時々ピアノのライブが開かれたり配信されてたりするようだ。音楽を通じて人が集まっている憩いの場になっているのかな。
その後寺にあった椅子に座って、買ってあったお弁当を食べた。他では食べられないような弁当のメニューで美味しかった。
ご飯を食べて一休みしたら、Sarahaさんのもと、白須賀ビオトープに野草つみへ。2日目に白須賀ツアーをしていただいたときに一度来たが、野草に絞って辺りを見渡してみると、全然違う風景に見えた。漠然と緑色だなーと思ってたような風景が、ぐわわっとそれぞれに名前がついていくような感覚。入ってすぐのところから次々に食べられる野草が発見され、こんなにもあったのか…!と驚きが隠せなかった。のでハキハキと採集した。
ススキとセイタカアワダチソウという植物のせめぎ合いの話が面白かった。それぞれの植物は、大抵セットで生えていることが多いらしい。ただし、お互い、領地に相手が侵入してこないようにするために毒素を排出するとか。でも採集的にその毒素が自分にも返ってきてしまって…、みたいな不器用なせめぎ合いをし合っていて可愛かった。がんばれ…‼︎
ビオトープの池にはレンコンが埋まっている(?)らしいのだけど、それに関しては人が掘って食べるってより、ヌートリアという動物がやってきて食べるらしい。色々な生物に溢れてる。また、ここは外来のタンポポがほぼおらず、日本タンポポが生息している場所だそうな。帰りは寄り道しつつ帰った。工場の前のコンクリの道路は綺麗。
夜ご飯まで少し時間があったので、LUTI BRAZIL という、南米の食材が売っているコンビニみたいなお店に行ってみた。湖西は至る所にポルトガル語が書いてあるので、南米の方が多く住んでいるんだろう。ガラナとかインカコーラ(青のラベルに黄色の甘い炭酸ジュース)とか、ここだけ世界が南米で不思議な感覚だった。店員さんとお客さんがポルトガル語で話してたし。お店でていくときに「バイバイ〜ありがとうございました〜」って言ってくれたのでもう一回行きたくなった。
夜はインドカレーを食べに行った。早田は学部生時代にインドに交換留学に行ったことがあるので、インドカレーが好き。日本のインドカレー屋を食べ歩くのもちょっとした楽しみだったりする。
インドのオールドデリーには、バターチキンカレー発祥といわれるMoti Mahal(モーティーマハル)というレストランがあるのだが、今日食べに行ったインド屋カレーさんのバターチキンカレーはそのモーティーマハルのバターチキンカレーと同じ風味がした!サツマイモのような甘い風味がカレーの中にあるのだ。チーズナンのチーズも、インドで食べたものと同じかんじだったので、もしかしたら結構腕前のいい料理人がいるのかもしれない…!?
銭湯はみどり湯で、1日の締め。風呂上がりのラムネが美味しいんだ〜。