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莇貴彦「三保松原(5日目)」

MAW滞在も五日目(10/11)。滞在先での編集作業が楽しくて、ついつい寝不足になるほどに打ち込む。「ビジネスホテルに引きこもるMAWってどうなのよ...」と自問自答しながらも、「画面の中でひたすらに松と向き合っているから良しとしよう!」と思うことにした。

深夜帯に作品作りするのもひさびさ。ちょっと普段の生活から離れた場所での創作環境って良いなぁ...しみじみ思う。

というわけで、朝から夕方までずっと編集作業。はじめてカメラ側を動かすストップモーション・ムービーを作る、ってこともあるし、そもそも映像編集ソフトを近年は触ってない。(ちなみに映像編集といえば今はなきFinal Cut派でした。)

学生時代に戻ったように、悪戦苦闘しながらソフトを触るのも新鮮。撮影機材の扱いと共にちょっとしたスキルアップに繋がったかな。

撮影して、選んで、現像して、時間軸に並べて、調整する。

夜からはOtonoの増田さんと共に、MAWの主催であるアーツカウンシルしずおかも入居するグランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)へ。建物は壮観。磯崎新設計の建築は、直線と曲線が立体的に交差して、コミュニケーションを創出する場として機能しているのかな、とか考える。

目的は、グランシップを本拠地にして世界的に展開するSPAC(静岡県舞台芸術センター)の女優・宮城嶋遥加さんとのネットワーキング。三保出身のアーティストとして活躍している視点からの、「三保は要素が揃っているから、『削る』作業がとても大事だし大変。」という意見におおいに納得しました。

それもそのはず。三保は世界的にも有名な景勝地であり、文化・歴史的背景もある。そのなかで何に焦点を当てるか。焦点合わせだけで、こりゃ大変だ。


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