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「煎茶と玉露」(滞在2日目) 古谷晃一郎

滞在2日目は今回のホストである藤枝市中山間地域活性化推進課のW鈴木のお二方にまるまる一日おつきあいしていただき、藤枝の中山間地域をご案内いただきました。

THE CITY OF TEA
藤枝カラーの公用車

この日も前日に続きあいにくの雨だったので、車窓から見る風景も雨と霧に覆われてふわぁとしつつ、まずは藤枝の北西の地域、瀬戸ノ谷地区を目指します。

今日の一杯目は車内でいただいた、藤枝かおりのペットボトルお茶

瀬戸ノ谷地区にある県内最古とされる樹齢約300年の藤枝の大茶樹をお世話されているお茶農家の平口好三さんの工場を見学させていただいて、大茶樹の煎茶「長寿の香り」(通常は市内の高齢者に縁起物として配られる非売品お茶)を御馳走になりました。

今日の2杯目 お茶を淹れ慣れない平口さんの手元を心配する鈴木さん
 すっきりとしたお煎茶で薄めの色が特徴
工場の入口にぶら下がる茶摘み用の腰びく

その後、キッチンせとやでお昼ごはんを食べ、藤枝市の北東のエリア朝比奈を目指します。
朝比奈は京都の宇治、福岡の八女と並ぶ玉露の日本三大産地のひとつで、特に今年の朝比奈の玉露は出来が良かったそうです。

玄関前の大きな茶壺には、「のどが渇けば煎茶でも、心が渇けば玉露なり」と書かれている

そんな、玉露づくり名人の前島東平さんのご自宅にお邪魔して、東平さんの作られた玉露をいただきました。

玉露をつゆ茶というたしなみ方でいただきました。

東平さんのこれまでの歴史を伺いながら、たくさんお話を聞かせていただきましたが、とにかくもっともっと楽しんでもらいたいという気持ちが、溢れてきたのを浴びたひとときでした。

そのあと、おもてなし心が具現化した、お茶テラスとお茶アートと茶畑の道具小屋にかかれた大きな「玉露」という文字が!
玉露の文字はGoogleマップでも見れました。
茶畑が薄い茶色に見えているのは、藁でムシロを編んで日光を遮光しているから。東平さんのこだわりとして扱いが簡単な寒冷紗ではなく、わざわざムシロをつかっているということでした。

とても楽しそうな藤平さん
その後、玉露の里に寄ると、東平さんとコラボした玉露どらやきが大プッシュされていました。

今日のメモ
・勝手知ったる、他人の台所
・最近はわざと茶柱(茎)を入れるようにしている
・茶葉に霜がつかないように、水を撒く(茶葉に氷が張るのは大丈夫)
・茶花の咲く、茶畑は役立たず

今日のお茶請け
・ゴーフレット
・玉露どらやき

明日のプラン
・藤枝市をちょっと離れて眺めてみる



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