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富士山文化ハウス/MAW滞在まとめ

富士山文化ハウスの森岡です。
4度目のMAWホストとなりますが、まとめを書くことに慣れません。毎回、1週間の間にたくさんのことがありすぎてどこを記録していいのか悩みます。

私道かぴさん、鈴木泰人さん、風音さんの3名の視点を通して、私たちホスト自身も街のことを知り、歴史を学び、発見があります。
いや、新たな発見があるというよりも、知ったつもりになっていた街のことをあらためて知る機会といったほうがいいでしょうか。

御殿場市民にとっては、馴染みのある吉田神社の祭典、通称「吉田さん」もわかったつもりでいました。
市内の特定の地区10箇所でのみ開催されるお祭り。毎年、開催地を移動しているので地区によって10年に一度だけ訪れます。今回、アーティストの興味関心によって、知らない地区の日常を知ることができました。

私が移住者ということもあり、アーティストが望む情報を正確に伝える自信がないので、MAW期間中は、なるべく多くの人との接点をつくろうとこころがけています。
そのため、今回はアーティストのための交流会ではなく、定期的に開催している「さかいめ交流会」へアーティストに参加してもらいました。

みんなの一箱図書館さかいめ交流会

当日は、MAW2021アーティスト Aki Iwayaさんも参加いただきました。本というアイテムがあることで、それがきっかけになって話題が広がりました。

MAWから一月が過ぎましたが、3人の痕跡を御殿場で感じることがあります。
交流会で風音さんが紹介したZINEですが、会場内で購入者があったそうで、後日、「ZINEが届いたよ」とさかいめに報告してくださる参加者。

高嶺の森のコテージを訪れると、鈴木さんが制作した森のコラージュ作品「森の声」が来場者がさわったり、時間とともに風化したり、今も変化しています。

鈴木泰人さんがつくった「森の声」

私道かぴさんが巡った場所は、地元の人々も見落としていた情報が満載でこれからの同じ場所を巡って行きたいと思っています。
対話する場面では、かぴさんが話者とノートを順にみつめながら、たくさんの情報をすらすらとメモをとる姿が印象的でした。その視線とまっすぐ聞き入る姿に感銘をうけ、日常的に意識してメモを取るようになりました。

今回のMAW一週間の滞在期間中、毎晩お料理当番が晩ごはんを用意してくれました。
それもあってか過去のMAWアーティストたちがたくさん訪問してくれました。
気づけば「MAW同窓会」と題され、友人とアーティストが混じり合い、楽しい夜になりました。こんな夜がこれからも繰り返し続いてほしいと心から願っています。

MAW同窓会の集合写真

MAW2022アーティストの安里さんによる当日のレポートが読めます。


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