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渡邉帆南美「やっと人に会えた!(2日目)」

実は人に合わせて予定決めようとか無茶なことを考えていたので、全然予定が今日も決まっていなかったですが、漠然と沼津の歴史、人の生活に触れるような一日にしたいという思いがありました。明日の意見交流会などの予定の前に、他の旅人の方とのスケジュールが合えば、ご連絡をいただけるということで、いつでも戻って来れる様には意識しつつ、ひとまず、スケジュールが出るまでの間に、朝から「明治資料館」へ。

立派な見た目だ・・・これは期待値がある。


すごい柱・・・

ステンドグラスも美しいぞ・・・・

立派な看板だ・・・

え?

ということで、臨時休館でした。私が見ていたサイトには月曜休館としか書いておらず、公式ホームページの方を見れば良かったなあという学びのある時間でした。笑

なんだか、とにかく人に会いたい感じもあり、
「もしご紹介いただける方などがございましたら、ぜひ教えてください。」
と、入サ岩崎商店の佐々木さんにお伝えしたところ、急遽突然のご連絡にも関わらずに稲村畳店様をご紹介いただきました。

そして、立ち尽くしながら、お店にお電話をしました。
「いつ頃来られますか?」と稲村さん。
「あ、すみません。もう隣の明治資料館のところに来てます・・・休館日だと知らずに・・・」

稲村畳店は、入サ岩崎商店の畳の小上がりや、3Fの和室の畳をお願いされた畳屋さんだそうで、畳を壁材にして、展示などで釘が打てるようにしてはどうかという柔軟な発想をお持ちだそうです。

稲村崇さんは、とても気さくな方で色々なお話をしていただき、とてもリラックスしてお話ができました。
稲村さんは、3代目で、2級の免許をお持ちだとか。
2級と1級の免許制で、2級でも制作時間なども審査に入るような割と厳しい試験を合格されて、このようなお仕事をされているのだそうです。

畳を見ていて気になったのは、横を外した時に見えたクッション材。
昔は藁を使用していたりするのですが、虫がつくというイメージがあり、
一般的には、クッション材を使用しているのだそうです。藁であれば、水平の面を作るのは、一つ一つの自然物の造形の癖があり、なかなかうまくはいかないそうですが、クッション材にすることで、より均一な面が保たれているとのことでした。


畳の柄も、縁の柄もかなりユニークなものがありますが、畳屋さんは藁でできたものが一番良いと思っているそうで、また、縁の柄もユニークな豹柄や、現代風の柄、イラスト柄などがあるのだそうですが、あまりそちらはユニークなものが選ばれず、よく従来の柄が選ばれるのだそうです。もっといろんな柄を試してほしいのだけどねという稲村さん。


アートの様なものに利用されている事例や、畳の縁をバッグやブックカバーにするなど、かなり斬新な発想で、展開をされていて、今後の畳の可能性を感じました。


またなんと、お土産までいただきまして、右のものは端材でできておりまして、人にあげると、とても喜ばれるのだそうで、下駄箱に入れておくと消臭効果があるということです。畳の匂いには、リラックス効果があり、集中力が上がるという研究もあるそうで、今パソコンの横に置いて、この文章を書いていますが、確かに今とてもいい香りに包まれていて、穏やかな気持ちでいます。
後ろは、畳テープを使った手作りのグッズで、まだ商品化していないということでしたが、ぜひ販売された方がいいと思いました。とても丈夫で普段遣いできるバッグで本当に嬉しかったです。

急遽当日にご連絡という形でしたが、ご丁寧に素敵なお土産までありがとうございました。とても楽しい時間をありがとうございます。


とてもご親切なお店でした。皆様も畳に困った時はぜひ。

そして、そんな稲村さんに、おすすめの場所をお聞きしました。
ディープなスポットを聞いてみました。

そうすると、お店からすぐそこの古墳が面白いというお話でした。
当初、道路建設予定地だったそうですが出土品を調べていると、
もしかしたら邪馬台国の位の高い人のものが眠っているという可能性があり、
これは大変だと最近話題になっている場所だそうです。現代調査中の様でした。今後、歴史を変える、大騒ぎになるかもしれません。


そして、次はどこへ行こうということで、歴史資料館へ・・・






道に蜜柑?が落ちている・・・

当初入り口がどこなのかマップで見てもわからない木々の隙間に案内されましたが、御用邸の公園内にあるそうで、そちらを見ることに。
とても立派で美しい建物・・・・


さっき畳を見たところで、変わったデザインの畳に見えてきてしまいます


こういう時間を助成いただきながら過ごせていることは本当に幸せなことだと感じました。


こちらは歴史資料館。
マグロをいかに水揚げしていたかということを文化財の道具とともに展示されていました。マグロが大きな網に驚くらしいのですが、すごく隙間の大きな網で不思議に感じました。

天皇家の住居がどのような美しい場所であったかを体験できましたが、
怖いくらいに人がおらず、最後の方は私の貸切状態で、建物を見てまわりました。
本当に素晴らしい作りなのは見張る美しさからよく理解できました。


最後、クタクタになりながら、
稲村さんのおすすめの中央邸へ。

行ったら、

え?


ということで、今日のいつしかにも見覚えがあったような、臨時休館日でした。


そこで駅近くを歩いて沼津っぽいお店を探したら、

藤井聡太さんの写真が目に止まり、思わず立ち止まった小さなお店。

実は藤井さんらが勝負飯として選んだ釜飯だということで、なんだか常に勝負してる気分の私は、これを食べるしかないと入店。

生米から炊き上げるのでお出しするのに25分かかりますと言われました。待ちますとも。

これがもうなんというか、優しい味で、具材も多く、全てが調和して、かなり美味しかったです。これは本当にびっくりしました。


このように、今日も計画どおりにはいかないこともありましたが、
素敵な出会いをいただきました。
また明日が楽しみです。


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