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関口彩「宝を探しに(8日目)」

吉田町、滞在8日目は最終日。
本来なら1週間という決まりなのですが、私は所用で1日だけ県外に行っていたため、その分延長の8日目。

最後の挨拶ができていなかった、ホストのえはらくんに会いたいな。そう思って前日に彼のコーヒースタンド“CHILLIN COFFEE”のオープン時間を調べると、残念ながら私が静岡を発つ予定時刻よりも遅い。仕方ない、爪痕だけ残してくるしかない…

えはらくん
左側のトレーラーハウスがえはらくんのコーヒースタンド。右側、山のてっぺんには小山城(展望台)
渡しそびれていたお土産。私のイチオシ地元土産「ほたるいかの素干し」
ポストがないから、紙袋にメッセージを書く。
風で吹き飛ばされませんように。もしくはカラスに持ってかれませんように。

数日前、彼がなぜ地域おこし協力隊として吉田町に来たのか、なぜコーヒースタンドを経営しているのかなどの話を聞くことができ、とても共感できる部分があったんですね。

『子供の頃に描いた夢は、実は大人になってからも行動の大きな指針になってくれること。』
『常識や「こうあるべき」ということに囚われず、心の赴くままに動くこと。』
『「嫌だ」という感情を無視しないこと。』

これらが会社勤めからアーティストになった私がとても大切にしているキーワードなのですが、えはらくん、旅人の早渕ひとみんと「うんうん、そうだよね」と共有できたことが、とても良い時間だったのです。

私たちは、住んでいる場所、性別、年齢も全く違うのに、垣根を超えて理解し合える幸福を味わいました。
それは人生の宝だな。旅は宝探しだな。ありがとう吉田町、また来るかも、来ないかも。どちらにしても、この町での一期一会の出会いは、間違いなく私を形成するひとつぶになったよ。

【静岡で食べたいと思っていた「静岡おでん」を、ラストデイに食す】

何が静岡らしさなのか知らぬまま、4品チョイス。
色々あって迷うので、お店のお姉さんのオススメに従う。
左から、富士の白雪(餅で包んだ肉団子)、大根、もつ串(ガツ)、黒はんぺん
帰る道中の、宇津ノ谷峠にて。

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