韓成南「果たしてハンマーヘッドシャークは見れたのか(3日目)」
本日は中級以上のスキルが求められるダイビングスポットである神子元へ。
前々回のダイビングから、神子元潜ろうと思っているんですよねという話をしては、私のスキルで大丈夫かを探ってきた。イントラの方々は、知らんがな、まあがんばれ、という感じだったけど。
「神子元/ダイビング/難易度」こちらでぜひ検索を。恐怖の煽りがすごい。
とにかく今日という日にビビり散らかしていたものの、なんとかなるかというお気楽さと元来の冒険心が勝ってしまった。
そして私は地形、大物、魚群好きのワイド派。
南伊豆に滞在して、かつ、最近定期的に潜っているのなら、行かないわけにはいかない。
今年は暖かい秋も、もう半ば、ハンマーヘッドシャークのシーズンはそろそろ終わり迎える。シーズン中は予約満席が続出している。朝、神子元ハンマーズへ行くとスタッフさんに、明日は潜らないのですね、と言われ、連日潜るのが当たり前のスポットのようだった。
神子元島へ行く船の中でお隣の方に、何本ぐらい潜ってらっしゃるんですかと聞くと、私は全然~350本ぐらい、と言われ、血の気が引く。私といえば、昨日やっと50本を超えたのだった。それはそうと、ダイビングをしている人たちは全員お金持ちに見える。
ありがたいことにまたしても運よくマンツーマンだったので超安心して潜ることができた。
神子元島灯台は現存する日本最古の洋式石造灯台らしい。ちなみに当然、灯台を見る心の余裕はゼロ。
文化遺産オンライン・神子元島燈台 https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/210320
1本目
ポイント:神子元カメ根(神子元島)
透明度10~15m
潜水時間:35分
Max 23m Ave. 22m
気温22度、水温23度
水底が40mぐらいなので、中層をガンガン泳ぐスタイル。悪くない。新しいダイビングスタイルは楽しい。エアの消費が気になるけど、どのみち遭難が懸念されるため、神子元の潜水時間はマックスで35分と決められている。1本目中盤には、足を止めて潮の流れに身を任せて無重力を楽しむ。複雑な潮の流れで有名な神子元、確かにプランクトンがたくさんいそうだった。
今日は見れないか~2本目に期待、と思いつつ安全停止していたところ、イントラさんが見つけ、即10mの深さまで耳抜きしながら、カメラを前方に構え、超フィンキック。写真だとわかりにくいので、動画をご覧ください。
韓成南インスタグラム https://www.instagram.com/reel/CyxrYePyAJu/?igshid=MzRlODBiNWFlZA==
4匹ぐらいいます。左右に大きく振る泳ぎ方と動物としての肉付きが美しい。
2本目
ポイント:神子元江ノ口(神子元島)
透明度5~15m
潜水時間:33分
Max 26.5m Ave. 16.6m
気温22度、水温22.2度
2本目、ゆらっと1匹出てくれた。
ハンマーヘッドシャークを見れていないグループを考えると、遠いながら見ることができて良かったと思う。
大物の群れが、水深違いで重なっていたのも迫力だった(オオニベの群れとクロダイの群れ)。
本日はホストさんのお宿に泊まる。お部屋に入ると、レコードと低いベッドが目につく。コーヒーも自分のタイミングで淹れることができる。リモートワークにぴったりで集中できそう。
家で作業をしているとほとんど同じ音楽しか聴かないので、こういった旅先でレコードをかけ、コーヒーを飲みながら時間を過ごすことが楽しい。頭ではわかっていても、いざ体験すると、本当にすごく良い。
閑散期に入った南伊豆町では、飲食店も平日は閉まっていることが多い。スタッフの渡邉さんに気遣っていただき、すぐ隣のイタリアンのレストランを予約してくれる。温泉の食事処で簡単に済ませようと思っていたが、予約して正解だった。(平日夜は閉店だったため。)
なぜ私が日本に住んでいるのか。あらためて自分に問うと、日本語がネイティブなのと、治安が良いというのはあるのだが、とにかくこの2つ。「温泉」と「京都」。「温泉」と「京都」が海外にあるなら、移住しても良い。
なので、そこに温泉があるのなら、行くしかないのである。
寝湯で1時間近く黙想していた。
昨日が昼、夜とカップ麺だったので、爆食いしてしまった。1人前サイズで提供してくれて嬉しい。サーブされた瞬間の香りにインパクトがあるのに、味は一切余分のない濃さ。すごいレストランだった。
ローカル×ローカルさんに戻ってカウンターバーで一杯。町を知る手っ取り早い方法は、歓楽街の配置と状況、歴史である。オーナーのイッテツさんご出身の鹿児島の芋焼酎を飲みながら、情報収集をする。
そういえば、なんだか私、めっちゃ遊んでいるみたいですね。
2023年10月23日(南伊豆町3日目)
© 2023 Sung Nam HAN
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