宮悠介「光の外はみえない(4日目)」
20:58-00:12 徒歩 9.6km 12,000歩
memo:
灯台の下は暗い
自販機が視てる
カップルたちを追い出す
夜の海は吸い込まれそう
風が強い、身体が寒い
2D
黒い絵
が額からこぼれてる
朧月と舟
遠くに動く灯り
人がいることがわかる
おそるおそる近づく
お互い何者かわからない怖さ
遠ざかる
大きな黒い影がある
灯台の灯りでテトラポットだとわかる
光をつける
光の照らす中しか見えなくなることに気づく
光の中も案外みえない
光をつけない方がよく見れる
静かだ 波と風と自分の足音しかない
果てがない
すごくひとりだ
なんだかこれが永遠に続くように思う
止まれと変な石
レンズじゃみえない
向こうの景色をみる
あかりをけしてみる
踊り終わると夜の海が怖くなくなった
ライトを消して歩いた
20:58-00:12 徒歩 9.6km 12,000歩