本原令子 「老いとは?(4日目)」
10月22日(土)曇りのち晴れ
15時半に長谷山くんと待ち合わせ、途中、松下ゆみこさん(65)を拾って和田房子さん(80)宅で夕飯を作った。超・手際のいいチームでした!
【今夜のメニュー】
・黒豆ごはん
・茄子と玉ねぎ、油揚の味噌汁
・里芋とイカの煮物
・きんぴら
茄子も里芋も、きんぴらも房子さんの畑で作った野菜。
今夜、房子さんは大好きなグラウンドゴルフを休んでくれた、、、申し訳ない。(グラウンドゴルフの練習を夜やることに驚いた!)
龍山に隣接する春野町から24歳で龍山へお嫁に来た房子さん、お子さんは3人。今は一人暮らしで、沼津に住むパティシエの娘さんが作るお菓子を見たくて、スマホでインスタグラムも見る。自分も80歳なのに、一人暮らしの後期高齢者さんに届ける弁当も作っている。弁当作りに出かけるときは、房子さんが運転する車で年下のゆみこさんを連れて行く。
本原「ゆみこさんは、ここに嫁に来たんでしょ?」
ゆみこ「そうです。」
房子「ゆみこさんは、またまた現代的だもん。インターネットで知り合ったんよ」
本「そうなの?」
房「だって仙台だもん、この人。」
本「え?その頃、インターネットあった?」
ゆ「わたし結婚したの、最近だもん。今で18年目。」
房「旦那さん、なかなか良い人見つからんでね、市役所の人だってみんな世話しただけんね。」
ゆ「こんな山ん中、来るとは。」
本「え?今、一瞬イカ茹でた?何にも入れずに?」
房「そ、この茹で汁でいも煮る。」
ゆ「最初に声かけてくれたのが、房子さん。」
長谷山「机が低くてさ、、腰痛くなる。(長谷山くんはバスケット部だった、背が高い)」
房「だって、私に合わせてるだもん。」
最近、浜松に住む50代の女性に畑を貸すことになり、その方が小屋を借りたいと言えば、物件をさがしてあげている房子さんは、楽しそう。
「あの子が、畑仕事したあとに休憩する小屋が欲しいって言うもんで。いちばんてんこちょ(てっぺん)のうちが気に入ってさ。娘さんがギターやるっていうけど、あっこなら隣の人もほとんどいないで。」
昨日、長谷山くんがぼそっと「おじいちゃん、おばあちゃんたちも自分らの子供が町を出て行ってるから、なんかそこに申し訳なさ感じる人もいて。」と言ってたけれど、新しい出会いや繋がりが湧いて来てるよう。
*トップの写真:娘さんが高校生の時に描いた絵を出してきてくれたところ。
「行かず後家さまもいて、大変だっただよ」と言う(長谷山くんは何それ?と検索する)。
房子さんが、ごぼうをマッチ棒みたいに綺麗に切ったごぼう
房子さんは、歳末のお弁当に黒豆ご飯を入れたくて、炊き方を研究中。