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ポストCookie時代における媒体社収益最大化に向け、LiveRamp社が提供するRampIDの連携・取引機能を独自開発

みなさま、おはようございます。
株式会社マイクロアドのIR担当のてつおです。

本日、プレスリリースを発表しましたので、お知らせいたします。

マイクロアドの、媒体社の広告収益化プラットフォーム「MicroAd COMPASS」は、LiveRamp Japan株式会社が提供する、3rd Party Cookieに依存しないIDソリューション「RampID」の連携及び取引を可能にする機能を実装いたしました。

Header Bidding Solution(媒体社の広告枠に対してより良質で効果的な広告を配信するための仕組み)を介さず、RampIDの連携及び取引を可能にする機能の、媒体社の広告収益化プラットフォームへの実装を、マイクロアドが独自で開発いたしました。これにより、COMPASSを利用することで、RampIDの連携・取引が可能になり、Cookieに依存せず収益化を実現することができます。

※2022年1月より、MicroAd COMPASSとRampIDの連携を開始しております。

■背景

プライバシー保護の観点から、これまでインターネット広告配信で広く活用されてきた、Cookie利用に対する規制が世界的に広まっています。これに伴い、プログラマティック広告による、媒体社の広告収益が低下する可能性について懸念されており、新たな施策が求められています。

■MicroAd COMPASSについて

MicroAd COMPASSは、UNIVERSE Adsを含む、複数の広告配信プラットフォームや、アドネットワークなどを一元管理し、媒体社の広告による収益化を支援するプラットフォームサービスです。最も収益が高い広告をリアルタイムで抽出し、広告収益を最大化するフルフラットオークション機能を搭載しています。

■LiveRamp社が提供する「Authenticated Traffic Solution」と「RampID」について

LiveRampの「Authenticated Traffic Solution 以下、ATS」は、パブリッシャーがサードパーティのCookieやその他のサードパーティの識別子を使用することなく、ファーストパーティのユーザーデータと、LiveRampの匿名識別子であるRampIDを結びつけることを可能にするIDソリューションです。

「RampID」はプライバシーを重視し、顧客がどこにいてもより良い広告と測定を可能にします。LiveRampはすべてのパートナーにユニークなRampIDを作成し、データ漏洩、ユニバーサルトラッキング、断片化のリスクを軽減します。

■本機能による効果

これまで媒体社が、ATSを導入してRampIDを取得するためには、既存のHeader Bidding Solution(※)が実装されている必要がありました。そのため、Webサイトなどの環境や技術的な問題からHeader bidding Solutionを実装することができない一定数の媒体社においては、RampIDを取得することができませんでした。

媒体社のPost Cookieへの新たな対応として、COMPASSに本機能を実装することで、Header bidding Solutionを実装していない媒体社においても、RampIDの連携・取引が可能になりました。COMPASSのリクエストをHeader Bidding Solutionを介さずに、直接広告配信プラットフォームに送ることができます。

これにより、COMPASSを利用している媒体社は、Header Bidding Solutionの導入有無に限定されることなく、サードパーティCookieに依存しない収益化を実現することが可能になります。COMPASSに接続している広告配信プラットフォームは、サードパーティCookieの利用規制後もRampIDを活用したターゲティングと効果測定が可能になります。
そして媒体社に対して、今後もLiveRampのATSの導入・支援を継続的に行うことでRampIDの普及に努めてまいります。

マイクロアドは、今後もデジタル広告プライバシー保護を前提とした、健全性・安全性の向上への課題解決に注力し、デジタル広告市場のより良い発展に貢献してまいります。

※Header Bidding Solutionとは
Header Bidding Solutionとは、媒体社の広告枠に対してより良質で効果的な広告を配信するための仕組みです。複数のSSPなどを同時にオークションにかけることにより、媒体社にとって最も高い価格で広告が落札されることを可能にします。これにより、媒体社は広告収益を最大化し、広告主はより効果的な広告を配信することができます。本プレスリリースにおけるHeader Bidding Solutionとは、Prebid.js、Amazon TAM又はGoogle Open Biddingを対象としています。 

■関連リンク

マイクロアド、LiveRamp社と提携し、Post-Cookieに対応した広告配信を開始 ~ プライバシー保護に配慮した媒体社の収益化を支援 ~

アジア初、提供する全てのプラットフォームにおいて、3rd Party Cookieを使用しないIDソリューション「RampID」との連携を開始 ~ Post Cookie時代における、新しいデジタル広告の流通を包括的にサポート ~

事業担当者のコメント:
「RampID」は3rd Party Cookie廃止後に、広告主側の1st Party Dataの活用において需要が非常に高いものと考えております。
これまで実装を見送っていた媒体社も、今回のリリースで導入のハードルを下げることができたと思いますので、RampID普及の起爆剤になることを信じております。

今後とも弊社へのご支援・ご指導のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

■免責事項
本記事は、当社事業や業績などIRに関する情報提供を目的として作成しており、投資勧誘を目的にしたものではありません。
実際に投資を行う際は、本記事およびIRサイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定は皆様ご自身のご判断で行うようお願いいたします。

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