程よい疲れ
今朝は朝イチで昨日被害を被らせてしまった彼にごめんなさいをした。
気持ちがすこしすっきりした。
昼には上長に同行反対なのはなぜなのかを聞いた。
たぶん、まとめると、彼の熱意がそこにないのに時間をかける必要はないということなんだと思う。
彼自身に変化がなければ周りが頑張ったって無駄だろって。
今までの彼の姿に愛想をつかし、誰も彼に手を差し伸べようという人はいない。
それだったら私がするべきことは、まず彼について私が理解を深めること、彼と上長の間で繋ぎ役になること、彼自身に動いてもらうために細かい指示を落とすこと。
私が動きすぎちゃうと彼の成長の機会損失になる可能性もあるからそこは要注意。
また同じ失敗を繰り返すのかもしれないけど、私はその失敗を知らない。
何もしなければ私の心の中はもやもやのままだ。
やってみなくちゃわからない。
自分の身を持ってちゃんと経験したいんだ。
午後、都内のリフォーム工事現場の下見。
昔ながらアパートでドアの背が低い。
人の住んでいた気配がまだ感じられて、勝手に人の家を詮索している気分。
誰もいないけどお邪魔しますとそっと呟く。
RC造のアパートなのに居間には真壁柱があって懐かしい感じ。
このお部屋がどうやってリフォームされるんだろう、どうやって綺麗に納まるんだろうってわくわくした。
古い建物がイマドキの部屋になるのは本当に魔法のようで。
ましてやこんな問題だらけで納まりが悪そうな部屋が一体どんな変貌を遂げるのか、わくわくしないはずがない。
楽しみが一つ増えた。
下見とリフォーム内容の相談であっという間に2時間半経っていた。
帰ったらどんどん依頼をかけなくちゃ。
なんだかんだ仕事は嫌いじゃない。
同じことをやっている毎日に飽き飽きしているだけなのだ。
一仕事終えたご褒美にと買って早々地面に落とした中身の飛び出たシュークリーム、その甘さが身に染みた。
久しぶりに仕事でわくわくした。
やっぱり、リフォーム面白いなぁと思う。
いつか古民家リフォームやりたい。
家に帰ってきたのは20時半。
久しぶりのがっつり残業だけど、気持ちの良い程よい疲れ。
毎日こんな日だといいんだけどなぁ。
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