みこもす3201

日々娘と教育と人間と宇宙について考えています。 〈現在の個人活動〉 「地方に住む小中…

みこもす3201

日々娘と教育と人間と宇宙について考えています。 〈現在の個人活動〉 「地方に住む小中高生100人の話を聴くプロジェクト」 「ウェルビーイングな教育環境を作るプロジェクト」 「マンダラ手帳で夢を叶えるプロジェクト」

最近の記事

  • 固定された記事

広がるようになっている

学ぶことは もうすでに 学ぶようになっているから 学ぶのだと  最近になってようやく気づいた 木が枝葉を そして根を めいいっぱい広げるように 人間もその身体を その神経を めいいっぱい広げていくものなのだろう 広げることで 周りを知り 周りを知って 自分の糧としていくんだろう 広げるのをやめなければ きっと どこまでも伸びていけるんだ ぎゅっと握っていた手のひらをひらくように 凝り固まった考えを今 ひらこう 色々な情報に触れよう 良い悪いは抜きにして  好き嫌いも

    • 「思考の整理学」外山滋比古

      要約:整理とは、その人のもっている関心、興味、価値観によってふるいをかける作業にほかならない。整理するためには、忘れることが必要である。そして、真に創造的になるには現実世界に根ざした思考が必要である。 「思考の整理学」は自分の頭の中のとっ散らかった思考を整理したいと思って読んだ。 外山さんははじめに、情報収集の仕方を教えてくれた。 確かに、本を読む時など無目的に読み出してはなかなか頭に入らない。目的を持って読むのが大事だと思う。 話の初めにグライダー人間と飛行機人間の話

      • 田舎に住む人の土地や地域の人への愛着の強さについて考える②

        田舎に住む人が自分の土地を深く愛しているのは、自分たちが住む土地は、自分達が「生活」するために必要不可欠なものだからです。 田んぼも畑もなかったとしたら、お米や野菜を育てることが出来ず、生きていくことが困難になるでしょう。 アイヌやマタギなど、狩猟的な生活をしていた人たちにとっては山をはじめとした自然が、生きていくために必要不可欠なもので、そのことと同じことだと思います。 土地などと同じように、田舎に住む人たちが地域のつながりを大切にするのは、生きていくのに必要なつながり

        • 田舎に住む人の土地や地域の人への愛着の強さについて考える

          田舎に住む人の土地への愛着、そして地域の人への愛着の強さが、都会の人のそれとはかなり違うのではないかなと思います。 うちの親もそうで、山や田んぼしかない場所なのに「地元が一番だ」と言っています。 田んぼや畑を持っているからよりいっそうそのような思いがあるのかもしれないけれど、自分の親やその上の代の人が代々の大切にしてきた田んぼや畑を、家という土地を大切にしたいという気持ちの強さ、土地への愛着の強さは私自身の感覚のそれとはかなりかけ離れているように見えます。 自分の親の世代

        • 固定された記事

        広がるようになっている

          【田舎にいた時の思い出①】

          自分が田舎にいたころを思い出すと、学校に通うとき長い距離を歩いたことが思い出されます。 小学校まで2km以上あったので、毎日片道45分くらいかけて学校に通っていました。 途中には川を渡る橋や田んぼや畑があったので、寄り道などして学校に遅れてしまったこともありました。 特に印象に残っているのは雪の日の登下校です。 雪国なので、すこしの吹雪なら歩いて行っていました。目の前が真っ白で、全然見えないのですが今まで通ってきた勘を頼りに前に進んで行きました。 学校に着くとホッとした

          【田舎にいた時の思い出①】

          生き方や進路に悩む小中高生や保護者の方の相談乗ります!

          こんばんは。みこもす3201です。 今まで、このnoteでは教育関連の本を紹介してきたり、自分が地方に住んでいた時の経験をもとに、自分が悩んでいたことを振り返り、もっとこうしたらよかったという経験も踏まえたアドバイスをしてきました。 書きながら思ったのは、ただ書いていても意味がないということです! 今、現に学校や家庭で悩みを抱えていたり、進路に悩んでいる人たちがいるのだから、今話を聞かないといけないなと思いました! 私はただの元教員ですが、話を聞くことはできるし、自分なり

          生き方や進路に悩む小中高生や保護者の方の相談乗ります!

          人口減少地域で育つということ⑤モデルの少なさ

          私は東北地方の人口減少地域で生まれ育ちました。 「人口減少地域に生まれ育つということ」シリーズでは、自分の経験を記すことで、現在人口減少地域に住む子どもたちにとって何かしらのヒントになるといいなと思っています。 人口減少地域に生まれ育つ中で困難を感じていたことは、生き方のモデルが限られることと、それにより自分の将来像が狭くなってしまうことです。 田舎だったので、自分の家族や親戚や近所の人たちは地域の中小企業に勤めるか、役所に勤めるか、病院に勤めるか、介護の仕事か、農業をし

          人口減少地域で育つということ⑤モデルの少なさ

          「具体と抽象」細谷 功 ー頭のいい人の世界の見え方ー

          みなさんは話をするときに具体的に話すことと抽象的に話すこと、どちらが得意だろうか? 私自身を振り返ってみると、小さい頃から内容を要約して、大事なことだけを話そうと意識していたように思う。 なぜかと考えると、私は元来おしゃべりだったが、人に何かを説明することには苦手意識があった。また私は2人兄妹だったが、私が話すと兄に遮られたり、何を言っているか分からないと言われることがよくあり、無意識のなかで「わかりやすく話さなきゃ」と思っている節があるのかもしれない。 おしゃべりが得意

          「具体と抽象」細谷 功 ー頭のいい人の世界の見え方ー

          人口減少地域に生まれ育つということ(4)高齢化

          私は東北地方の人口減少地域で生まれ育ちました。 「人口減少地域に生まれ育つということ」シリーズでは、自分の経験を記すことで、現在人口減少地域に住む子どもたちにとって何かしらのヒントになるといいなと思っています。 自分が生まれた地域は子どもの数が少ないのですが、大人達はある程度の数がいました。特におじいちゃんおばあちゃんは結構いて、70、80のおじいちゃんおばあちゃんも元気に農作業(畑や田んぼ)をしていました。 うちにもおじいちゃんおばあちゃんがいました。というか、自分が生ま

          人口減少地域に生まれ育つということ(4)高齢化

          「街場の教育論」内田樹 ー良き師を持つことー

          2008年に刊行された 内田樹の「街場の教育論」。今読んでも学びが多いものだった。 特に「教師」という存在について考えさせられる描写があった。 少し前までは「完璧な教師」を誰もが求めるイメージがあったが、完璧で無くてもいいし、究極的には誰でも良いという言葉を聞いて、肩の荷が降りる人がいたり、「何を言ってるんだ!教師は誰でもいいわけないだろう!」と思う方もいるかもしれない。 現在の教育でも教師=パーフェクトな人を求める風潮がまだまだあるように思うが、これからの教師像などを

          「街場の教育論」内田樹 ー良き師を持つことー

          人口減少地域に生まれ育つということ(3)選択肢が少ない

          私は東北地方の人口減少地域で生まれ育ちました。 「人口減少地域に生まれ育つということ」シリーズでは、自分の経験を記すことで、現在人口減少地域に住む子どもたちにとって何かしらのヒントになるといいなと思っています。 人口減少地域に生まれた子どもたちに待ち受けるのは「選択肢の少なさ」である。 例えば、クラブや部活動でいうと、私の中学校には男子が野球、テニス、女子がバレーボール、卓球、あとは吹奏楽があり、季節によって陸上と駅伝があったが、基本は3択の中から選ぶしかなかった。 私は

          人口減少地域に生まれ育つということ(3)選択肢が少ない

          人口減少地域に生まれ育つということ(2)友達が少ない

          私は東北地方の人口減少地域で生まれ育ちました。 「人口減少地域に生まれ育つということ」シリーズでは、自分の経験を記すことで、現在人口減少地域に住む子どもたちにとって何かしらのヒントになるといいなと思っています。 人口が少ない地域に住んでいて、一番大きな問題だと感じるのは「友達が少ない」ということだと思います。 私は幼稚園から中学校まで、1クラス25人程度のクラスでずっと一緒に過ごしました。合計12年間同じ顔ぶれのメンバーで過ごしたのです。 自分の地域には幼稚園が1つしか

          人口減少地域に生まれ育つということ(2)友達が少ない

          人口減少地域に生まれ育つということ(1)

          自分のアイデンティティについて語るとき、どこで生まれ育ったのかということが特に影響が大きいと思う。 私は東北地方の人口減少地域で生まれ育った。 そこでの生活は都市部とは大きく異なり、時間の流れも、生活の風景も全て違ったものだった。 今、私は大学進学を機に都市部で生活するようになったが、人口減少地域に住む子どもたちの支援がしたいと考えている。 なぜそれをしたいと思ったのか、それは子どもたちは生まれ育つ場所を選べないからだ。 人口減少地域に生まれ育った子は都市部の子に比べ、進

          人口減少地域に生まれ育つということ(1)

          落合陽一語録 その1

          落合陽一の佇まいが好きだ。 自分の見えない世界を見ている感じや新しい世界を作っている感じが好きだなぁ。 見た目もなんか堂剛に似ている感じで、雰囲気がある感じがする。ちょっと具合悪そうにみえるのもなんかいい。 落合陽一が自分の教え子達に言っていた言葉 「アーティストか研究者か起業家になってくれればそれでいい」 →まさに落合陽一だな。 「わけのわからない人類になってほしい」 →これは、その人が周りからみてわけがわからないのか、その人自身がわけわかっていないのかのどちらともとれ

          落合陽一語録 その1

          「学校は何をするところか」菊池省三・苫野一徳

          伝説の教師菊池省三さんと教育哲学者苫野一徳さんの対談本。 「学びのコントローラーは子どもたちが持っている」と言う言葉に共感した。 今までの義務教育、特に小学校や中学校はあたかも教師が中心に回っていて、子どもたちは教師が持っている正解を当てるのが学習だと感じていた人が多いんじゃないか。 このような状態だといくら答えを当てたとしても、教師がまだ答えを持っているような感じがするし、たとえ答えを当てられたとしても、ただクイズに答えただけで、自分の学びとするのは難しいと感じる。

          「学校は何をするところか」菊池省三・苫野一徳

          「未来科学2070」清水美裕

          近未来を舞台にしたSF物語。内容がどこまで本当なのか怪しくもあった。まるでUFOのような「小型重力機」のイメージ図などもあって、ますます怪しくも感じたけれど、それは私に宇宙科学や物理などの知識が不足しているからで、詳しい人が読んだらまさにあり得る話なのかもしれない。 私は特に、宇宙空間にあるといわれる暗黒物質(ダークマター)から物質を作り出す「ヨタヘルツジェネレーター」の話に衝撃を受けた。 無から有を生み出すことができるなんて。何も無いと思っていた宇宙に物質を生み出せば、宇

          「未来科学2070」清水美裕