2025年のテーマは自灯明
自灯明という概念を知ったのは
OSHO禅タロットカードの１枚「ALONENESS」からです。
この杖をついて闇を進む老人の後ろ姿に
自ら光を灯すという深い教えを感じ、心が動かされたのです。
2025年はこの「自灯明」をテーマに、1年を過ごしたいと思います。
自灯明とは何か？
この「自灯明」というのは仏教の重要な教えの１つなのだそうです。
お釈迦さまが弟子たちに残した最後の教えの中の言葉に由来します。
お釈迦さまが亡くなる際、
悲しみ、嘆く弟子たちに向かって次のような言葉を述べたのだそうです。
『弟子たちよ、おまえたちは、おのおの、自らを灯火(ともしび)とし、自らをよりどころとせよ、他を頼りとしてはならない。この法を灯火とし、よりどころとせよ、他の教えをよりどころとしてはならない。』
私は、この言葉から
師がいない世界で、道に迷ったとしても、
世間の声や、誘惑に惑わされず
自分自身や自分が学んだことや経験を信じ
自分で道を切り開いていってほしいという
お釈迦さまの願いを感じとりました。
この言葉は、仏教の教えではありますが
宗教を超えて、現代を生きる私たちにも
重要なことを示してくれています。
私もこの言葉を知り、
自分自身の内なる声に耳を傾け、
自分が進みたい道へと進む生き方をしたい、と思ったのです。
なぜ、2025年は自明灯をテーマにするのか？
お恥ずかしい話ですが
私は昨年60歳になったのですが
それまでの人生は自分よりも周囲の目や期待を
優先する生き方をしていたと思います。
自分のことは本当にわからないものです。
ずっと私自身は、
精神的にも経済的にも自立していると
思っていました。
心理学について学んだことで
自立している私は
自立しなければダメになる恐怖に陥らないために
自立という鎧兜に身を固めた作り物の私だったって
気がついちゃったんですねー・・・
鎧兜は、少しずつ外していたのですが
結構しぶとく残っていたところが
ペットロスで粉々にふっ飛ばされ
何にもない０の状態になってしまったのが昨年です。
60歳で０になっちゃったんです。
その０になった私を導いてくれた言葉が
「自灯明」でした。
自分の内側に光を見出し、それを信じて道を切り拓く
その想いに支えられながら今年のお正月を迎えることができました。
残りの人生を生きる指針としても
この「自灯明」は重要だと考えています。
そんなことから、2025年は「自灯明」をテーマに
1日1日を大切に生きていこうと思いました。
2025年、「自灯明」を実現するための具体的な方法
「自灯明」自体は概念で、あり方を表すものです。
これからは、ますます情報量が増え、価値観も多様化していくでしょう。
その中で、「自分軸」がないと
あっちにふらふら、こっちにふらふらと
自分自身を見失ってしまう恐れがあります。
自分はどんな価値観を大切にしたいのか、
何をやりたくて、何を叶えたいのか、
そのような「自分の本当の思い」をしっかりと自覚し
それに沿って道を見つけていくことが大切です。
そのため、どうすれば自分の行動に活かすことができるかを考えました。
そして、次の３つのことを具体的にやっていこうと決めました。
題して「自灯明マイアクションプラン」です。
プラン①毎日瞑想する
私は、思考タイプなので、
常に頭の中で考えがとっ散らかっています。
頭の中のおしゃべりがうるさい、雑念が多い、
とも言えます。
そういう声に邪魔されて、自分自身のうちなる声を
聞き取りづらい傾向があるのです。
だから、頭の中の声を静めて
自分の内側の声を聞けるように
毎日瞑想し、自分自身の内側と向かい合いたいと思います。
プラン②毎日気づきをノートに書き出す
自分と向き合えているか、
日々どんな行動を通してどんな気づきがあったのか
そういうことを言語化することで
より自分の願いや傾向を知ったりすることができます。
加えて、それらを記録することで
あとから振り返り、
自分の成長や向かいたい方向にも気づくことができるでしょう。
昨年も、日々の気づきを記録していたのですが、
それは心の基盤を整えるために
とても効果があったと思っています。
ただ、PCのアプリに書き込んでいたので
今年は手書きでやっていこうと思います。
プラン③毎月自分会議（内省）をする
自分が望んでいる姿に近づけているのか、
テーマが抽象的でもあるので
行動や出来事から振り返ることも必要ではないかと考えました。
そこで、毎月振り返りとして自分会議をしていこうと思います。
瞑想をして自分の心を整え
言語化して自分の心を見える化し
振り返りをして自分軸を強くするというステップです。
このアクションプランを通じて
少しでも「自灯明」の実現に近づきたいと思っています！
読んでくださり、ありがとうございました！