私はジェーン・バーキンではないんだから
こんにちは、ファッションコンサルタントのmicoです。ジェーン・バーキンではありません!笑
今回は、私はジェーン・バーキンではないということを再認識し、ファッションへの向き合い方を少し変えようと思った話です。
先日ファッションブロガーの小林直子さんの著書「お金をかけずにシックなおしゃれー21世紀のチープシック」を読みました。この本は、限られた予算の中でお金を賢く使い、自分の心を動かすような服を選ぶことができるようになるための方法を教えてくれるものですが、そもそもおしゃれは何のためにするのか、自分に必要なおしゃれはどういうものか、ということを自問自答させてくれるような深い内容も含まれています。
上質なものを長く愛そうなど、共感する部分がとても多く、自分のファッションスタイルや信念がブレそうになった時にまた読みたいなと思う本だったのですが、今の自分にグサリと刺さるようなことも書かれていました。
その一つがこのような内容です。(引用ではなくまとめです)
おしゃれなコーディネートでちょっと高級なお店や仕事の打ち合わせに行くのだけれども、然るべき対応をされない、、という相談が特に40代女性で増えてきています。その人たちのワードローブは共通点があり、白いTシャツ、色落ちしたデニム、地味な色のセーター、コンバース、籐のカゴバッグ、ブランドロゴのついたバッグ。。よく言うならば、ジェーン・バーキンのスタイルです。
確かにジェーン・バーキンのスタイルはおしゃれであるし、彼女はそのスタイルで高級ホテルやレストランに行き、丁寧にもてなされます。けれどもそれは、世界的に有名なジェーン・バーキンだからです。
ハッとしました。こちらで揶揄されているワードローブは、私のものとよく似ています。(noteのプロフィールでもジェーン・バーキンに憧れているって公言していますからね、、)
普段のおしゃれがこのスタイルである分には問題ないと思うのですが、カジュアルが当たり前になりすぎてしまい、ちょっと高級なお店に行く際も、仕事の打ち合わせも、カジュアルスタイルを貫き過ぎてしまっていたのではないかと。
さすがに高級ホテルのレストランにボロボロのデニムにスニーカーのスタイルでは行きません。でも、ブラックデニムにブーツだったらきれいめに見えるからアリかな、とか、ワンピースのハズしアイテムとして年季の入ったバブアーのオイルドコートを合わせてみよう、とか。カジュアルが好きな似ている感性の人なら、ブラックデニムのきれいめな着こなしはスタイリッシュで素敵、となるかもしれませんが、ホテルのスタッフの方や周りの人に伝わるかというと微妙です。またこういう場面では、ワンピースはハズす必要はなく上質なコートを合わせるのが正解です。
カジュアルなスタイルばかりしていると、どういったスタイルがシックでエレガントなものかわからなくなります。いざシックでエレガントなスタイルで出かけようとしても、着ていく服がないという事態が起こります。
まさにその通りではないでしょうか。
今のご時世、高級レストランでの外食、旅行などの華やかな場面が減ってしまっている、という事実が1つの言い訳としてありますが、シックでエレガントな装いの準備をしていて損はありません!
カジュアル化しすぎてしまった自分のワードローブや思考を整え、40代の大人にふさわしい「シックでエレガントなスタイル」を1つ完成させられたらなと思います。今までと違う世界が見られるかもしれませんね。
私の2022年のファッションテーマの1つです。
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