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コミッション実績紹介 ロゴデザイン25

こんにちは、micophy(みこ)です。
いよいよGW目前ですね!私は5日のコミティア以外は外に出る予定がありません。今年も大人しくしてます。
今次々回のイベントに向けた新刊を作っているのでそれを進めたり、運動とか運動とか運動とかしようと思います(戒め)

今回も実績を紹介させてください。

サークル活動用ロゴデザイン

小説の創作活動をされている方からのサークルロゴのご依頼でした。

お名前がクイニーアマンから来ているということ、また名字に鳥が入っていることから、このふたつを使った少しレトロなやわらかい雰囲気のロゴをご希望でした。

ロゴを考えるのにあたって

鳥をメインとした、懐かしさや温かみを感じるロゴデザインとしました。
クロワッサンや食パンなどと比べ、クイニーアマンは形にはあまり特徴がないため、鳥に咥えさせることで食べ物であるということを印象づけるのと同時に、鳥との関係性を示すことでロゴの中で浮かないように工夫しました。
鳥のモチーフですが、ご依頼主様が特に好きだというペンギンと迷われていました。その中であえて鳥という大きな括りを選ばれたので、ご依頼主様のご意思を尊重したく、決まった鳥の姿ではなく、概念としての鳥の姿にしています。
色はご希望が茶色だったので茶色系統の中から検討。
今後印刷物での使用も視野に入れているとのことで、色ありきのデザインにせず、1色・モノクロでも再現可能なデザインにしています。
ロゴタイプ(文字)もマーク部分同様に、レトロ感・親しみを感じられるフォントを選んでいます。
茶色×円形ベタにするとやや地味になると判断し、どちらのマークもぱっと見は円形ではありません。しかしベースを円形としているので、トリミングした時に一部が切れるということがないようデザインしています。

各ラフ案のコンセプト

ラフ

A…クイニーアマンを中心に、二羽の鳥が仲良くついばんでいる、もしくは支えているような家紋的なロゴです。
クイニーアマン=ご依頼主様を、ご依頼主様が好きな鳥たちが支えている、というイメージです。
どちらもパンのこんがり焼けたような茶色を2色ご提案しています。

B…Aよりもさらに絵的にしたロゴ。鉛筆で描いたようなタッチにすることで、柔らかさ、親しみやすさやなどをプラスしています。色数は基本4色ですが、1色での再現も可能。

納品させて頂いたのはAがベースになっており、鳥の数を減らしてよりシンプルに仕上げました。

今回のコラム:一度それに見えてしまうと

上記で鳥の数を減らしたものを納品と書きましたが、実はこれにはこんな経緯がありました。
ご依頼主様から「鳥が二羽いる方は遠目から見ると目に見えてしまう」というご指摘がありました。
一度そう見えてしまったものは、思い込みでそう見えないようにするのはかなり難しいです。
そもそもそう見えてしまうロゴを提案してしまった時点でこちらの力不足です。

実際に世の中にも悪い事例として、見えてはいけない見え方をするロゴというのは存在します。それが不吉なものだったり公衆衛生上よろしくないものだったり。
意図しない見え方や意味を持つロゴにならないようにするには、日頃から客観視を身につけること、また公衆衛生上のことや国の文化、思想なども知る必要があるので、デザインって本当に博識さを求められるな…と痛感します。
……と、かなり規模の大きな話になってしまいましたが、以後気をつけよう!と思った事例でした。

ご依頼は5月から再開予定ですが、一度にお受けできる数には限りがあるのでご検討中の方はお早めにご相談ください。


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