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とにかく費用対効果の高い画像生成をしてみたい

導入

著者は普段GeForce RTX 3080を積んだゲーミングPCでAIイラストを生成するのだが、外出先や特急列車などの移動中に持っていける高性能なコンピュータは無い。iPad Airを持って行ってもAIイラストのローカル生成にはSDXLという選択肢は無く、SD1.5くらいしかない。もちろんColabなどといった王道を征くサブスクを借りてWebUIを立ち上げるというのもあるが、これらは検閲をしていて自由な創作活動には向かないのだ。自由な生成AIといえば何か?それはNovelAI Diffusionだ。

NovelAI Diffusionの力を借りてSDXLの段階をパスする

NAI Diffusion Anime V3はSDXLベースのモデルで、Anlasと呼ばれるアイテムを使えばプロセッサに負担をかけずに画像を生成する事ができる。もちろんこれだけでも良いのだが、本来の目的とは違う。832×1216のイラストをアップスケーリングして上手くi2iすれば著者好みな作画と上手い構図を両立できるはず。ComfyUIで試したが、NAI Diffusion Anime V3で生成したイラストをSD1.5(HotaruBreedNeo_anime10)とFaceDetailerで生成したところ6GB程度のVRAMしか消費していなかった。ちなみにこの記事のサムネはその過程で生成したイラストだ。最近のグラボならVRAMを8GB積んでいるから、ハードルがぐっと下がった。しかもSD1.5は軽量化によって高性能なタブレット端末やハイエンドスマホなら動かせるレベルまで敷居が下がっている。このあたりは定義するのが難しいのだが、ローカルでApple Intelligenceが動く端末は生成できるだろう。よし、勝ったな!風呂食ってくる

iPadOSがサポートされていない

これがiPad Airで動けば良いのだが、残念なことにComfyUIはiPad Airをサポートしていなかった。AUTOMATIC1111やComfyUIなどがApple Siliconに対応するとは聞いたが、それはMacでありOS X向けのアプローチなのだ。iPadでAIイラストを生成する事に前例はあるのだが、何かしらの理由でiPadのイラスト生成で快適なUIが使えないのだ。ComfyUIだけに。そこで既存のアプリを調べた。App StoreにはAIイラスト生成のアプリが沢山あるのだが、MidJourney風かFooocus風なものが殆どで中身は予め縛られている。それなら道なき道を進むしか無いのかと覚悟を決めた。俺たちの物語はここからだ!
~終~

詠唱新田先生の次回作にご期待ください

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