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看護師を目指したきっかけ


今では看護師を辞めたくて
働くこと自体が嫌な私にも看護師を目指したいと思ったきっかけがありました。




それは今から14年前の高校1年生の頃です。

私の祖母が認知症と寝たきり状態になり、一年半程自宅療養生活をしていました。その際、私の母が仕事を休職して付きっきりで祖母のお世話をしていました。母は訪問看護師さんから喀痰吸引や胃瘻からの食事のやり方を教えて貰いながら毎日祖母の介護・看護をしていました。(喀痰吸引・胃瘻の経管栄養は医師・看護師と講習を受講した介護職員も実施可能。また家族の場合は、療養目的で必要性があると認められれば行える。)きっと体力的にも精神的にも相当大変だったと思いますが母は疲れたの一言もこぼさずに毎日笑顔で祖母と私達家族に接してくれていました。大変な状況ではあったけど母のおかげで祖母と私達家族みんなが安心して過ごせていたと思います。

またその後母は介護の仕事に興味を持ちヘルパー2級の資格を取り働きました。

この経験から私も母のように患者様とそのご家族が安心して過ごせるように常に笑顔を絶やさず、お気持ちに寄り添ったケアができる看護師を目指したいと思いました。そして母のように努力することを怠らずに生きていきたいと思いました。



私が高校3年の春には祖母は亡くなってしまったけど本当は私が早く看護師になってお母さんと一緒に祖母を助けたかったというのが一番の思いです。

あの時の私は何も出来なくて、ただただ祖母の笑顔が見たくて、元気が出るように声を掛けたり、絵を書いて見せたり、家族の写真を見せたり、それしか出来なかった…だけど本当に祖母との大切な時間だったと思います。

両親は共働きで小さい頃から祖母が私達孫のお世話をしてくれていたのに逆におばあちゃんが認知症になり動けなくなってしまった時に私は思春期で認知症というのも何か分からず祖母の事を受け入れる事が出来なかった時期もあり、祖母には辛い思いをさせてしまったと思います。

あの時はごめんね。おばあちゃん。

いつも空から家族を見守ってくれてありがとう。私を看護師にさせてくれてありがとう。
看護師になってから辛い事が多くて看護師になった事を後悔した時もあったけど、今も看護師辞めたいけど、、、看護師を目指さず諦めてた方が絶対に後悔してたと思います。。


だからおばあちゃん、私を看護師にさせてくれてありがとう☁️₊⁺


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