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SixTONESがとんでもなくABAREまくってるお話

これはそう、6匹のモンスターがめちゃくちゃ暴れまわっているシングルなのである。というお話。

SixTONESにとって原点回帰であり現在であり、未来への挑戦状とも言える今回。
というかカップリング曲が好きすぎて、初めて初回盤AとBの2枚買ってしまった。(お金がないにも関わらず)

1.ABARERO

彼らのファーストアルバム「1ST」が名刺なのだとしたら、これもまた第二の名刺なのかもしれない。
インタビューで本人方が何度も「これがSixTONESです」などと言っているように、やはりこれがTHE・SixTONESの曲なのだ。
「超攻撃型HIPHOP」に合わせて煽りまくるジェシーくん、高音シャウトをぶちまける大我くん、がなる北斗くんに高地くん、ガシガシに踊りまくる慎太郎くん、いつも通り(?)にかましまくる樹くん。全員にスポットが当たり、その魅力が爆発している。

直前に「Good Luck!/ふたり」と王道的な曲を出していたからなのかもしれない。この「ABARERO」を歌うことで、SixTONESの音楽がぐっと軌道修正された気がする。……いや、軌道はきちんと定まっていると思うが、「SixTONESの王道」を知ってもらうことに繋がる。

そしてSONYさんが、SixTONESのやりたい音楽を全力でバックアップしてくれてるのが嬉しすぎる。
ただ、怖い。曲も衣装もMVも。攻めすぎてて。

2.Hello

悲しい過去は置いていき、未来へ「Hello」と呼びかける祈りのHip Hop。正直またヒップホップか、と思ったが表題曲とは毛色の違う少し切なげな曲。
「Oh Lalala…」の哀愁感とかたまらない。
あと樹さんのラップが洋楽っぽすぎて震える。「Somebody tell me now」からがもう流石としか言いようのない、SixTONESの誇るべきラッパー。

3.Good Luck! -Sunrise Soul Remix-

爽やかで明るい朝の日差しみたいな、燦々と降り注ぐイメージのリミックス。
しかし「Motown」っていうのがわからない。モータウンと読むらしいが、ユニバーサルミュージックにこの名前のレーベルがあるそうだ。
このリミックス・リアレンジシリーズは知らなかった音楽のジャンルを知ることができるから楽しい。

4.彗星の空

くっ…好きだ。「NEW WORLD」に続く、4年目の軌跡、8年目の奇跡を振り返りそして未来へと踏み出すエモーショナルなロックチューン。
ガチで歌詞で6時間は語れる。1番がデビュー前のストだし、2番が今の願い、ラスサビが未来への展望に聴こえる。
あと「背中合わせの日々は時に無情で ここに立てる意味を気付かせた」がきょもほくなのエモすぎる。

5.ふたり -Sunset Chill Remix-

夕焼けみたいなリラックスした雰囲気の曲。「Good Luck!」のリミックスは朝の出勤・通学に、これは帰るときに聴くとちょうどいいかもしれない。
アコースティックギターのノスタルジーな音が何とも曲調にぴったり。

6.PARODY

最初は「ボカロ系ロックチューンって何だ…?」と思っていたが、いざ聴いてみるとかなり好きではないか。サビの盛り上がりや「そのお口は×で」の大我さんの歌い方のクセとか。
それにこういうのは若い世代にも刺さるのでは。(我も一応Z世代とやらなんだが)

7.Drive

行き先は風に任せて、君と二人でどこまでも行けるようなドライブソング。聴いていると心が軽くなって、自然と身体がリズムに乗る。海辺の道を走りながらかけたい感じ。
えっと…これ、高地くんのボイパ入ってます…? 確信はないがそうだと願いたい。

8.人人人 -PLAYLIST Performance Day.6 ver.-

いやーこれを最初に聴いたときはガチで放心した。人生で初めてかもしれない。
6人が奏でるラップスタイルの声がバンドサウンドのヒップホップに乗る、最高にお洒落でかっこいい曲。
ちょ待て、最後のジェスのカッケースキャットが音源になってるなんて最高。最高以上の誉め言葉ってないのか。

9.Chillin' with you -PLAYLIST Performance Day.7 ver.-

バンドをバックに控えながらも「人人人」とは違う、緩いというか優しい音。でも声が機械音声になっているから、ちょうどよく「SixTONES流」に引き締まっている。

結論:これミニアルバム?
ボリューミーすぎる。曲のバリエーションも多いし、表題曲からもカップリング曲からもメッセージがビシバシ伝わってくる。
これがSONYさんとSixTONESの本気なのかな、と思ったり。

とレビューを書いている間にも「こっから」という新曲が出てきてしまった。さあこれはシングルか、何だろう。

休む間もなくどんどん楽しみを届けてくれるSixTONESさんたち。
「ABARERO」で音楽界にその熱い魂を殴り込んできたあとは、どんな未来を見せてくれるのだろうか。
4年目最初のシングルも、そんなワクワクが止まらない。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
mico


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