ミッキー・グレース

シリコンバレーに拠点を構える技術系会議通訳。日本企業、大学、大学院での英語研修講師。 シリコンバレー英語勉強会主宰。 『カリスマ通訳が教えるシリコンバレーの英会話』(iPhone, androidアプリ) 『Zoom時代の実践!英会話術』(日経BPクロストレンド)

ミッキー・グレース

シリコンバレーに拠点を構える技術系会議通訳。日本企業、大学、大学院での英語研修講師。 シリコンバレー英語勉強会主宰。 『カリスマ通訳が教えるシリコンバレーの英会話』(iPhone, androidアプリ) 『Zoom時代の実践!英会話術』(日経BPクロストレンド)

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最近の記事

5月はリンキング強化月間です。

何となく、シリコンバレー英語勉強会の5月のテーマはリンキングにしようかなと考えていた矢先のこと。これぞリンキングにぴったりと思えるようなネタに遭遇しました。まだGWの最中だし、ウォーミングアップを兼ねてこのネタで課題文を作ってみました。 こうしてカタカナにすると、LとRの区別を初め、なかなかうまくカタカナで表記できない部分が出てきてしまいますね。仕方がないと言えば仕方がないのですが。まずは太字にした個所、長母音になる個所にアクセント(ストレス)が来ると思って声に出して読んで

    • 分詞構文が書けるようになりたい!

      ニュース記事やウェブサイトの事業・製品情報など、ネイティブ(プロの執筆者)が書く文章には分詞構文がたくさん登場します。分詞構文は文語体で多く使われ固いイメージを与えるとさえ、言われていますがイベントの基調講演や対談でさえ、分詞構文はよく使われています。分詞構文が使われた文は、とても英語っぽく、ダイナミック。リズム感も良く、文が生き生きとして感じられます。   私は以前から分詞構文が書けるようになりたいと思っていました。ネット検索をすれば分詞構文を解説する記事やブログは山ほどあ

      • And 攻略法:対比する語句の形式を揃える

        文法の勉強をしている人から、「andの使い方に苦労しています」という悩みを聞くことはまずありません。けれども、私が添削を依頼される英文には、andの問題が散見されます。今回は、このandを含む文でどこに注目すべきかをおさらいしてみましょう。 例文1:Cummins (1979) also conceptualized language proficiency as being comprised of language used for “basic interperson

        • Happy St. Patrick's Day:The Luck of the Irish

          3月17日は聖パトリックの昇天を記念するアイルランドの祝日です。ウィキペディアによると、アイルランドにキリスト教を広めたということでアイルランドでは聖パトリックが一番重要な聖人とされているとの事、シンボルマークはシャムロックと呼ばれるクローバー、シンボルカラーは緑です。 アメリカにはアイルランドからの移民が多く、3月17日は全米各地で、St. Patrick’s Dayのパレードが行われ、シャツ、帽子、スカーフ等々、何か緑色のものを身に付けてお祝いする習慣があります。(オレ

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        • 英語学習
          1本

        記事

          Zoom時代の実践!英会話術

          昨年の春、対面式会議がZoom会議に切り替わったタイミングで、ビデオ会議ですぐに使える実践的な表現をまとめ、日経クロストレンドに連載しました。それが好評だったので、この度、さらにパワポにまとめられました。 すぐに使える表現をシチュエーションごとにまとめてありますので、パクってそのままご利用ください。

          Zoom時代の実践!英会話術

          カタカナ語は要注意:アパレル編

          カタカナ語が全て英語だと思っていたら、実はオランダ語だった、ポルトガル語だった、ドイツ語だった、フランス語だったというびっくりは誰しも経験済み。在米生活が長くなると、「いやぁ、この表現は聞いたことがないな」と思って、辞書を引くきっかけになるのですが、日本にいたのではなかなか英語圏ではこの表現は聞かないという判断も付きにくいですよね。 そろそろ冬物のセーターは出番がないかなと思ったので、今回は、アパレル関連のカタカナ語を追いかけてみました。 【スカーフ】 エルメスのスカー

          カタカナ語は要注意:アパレル編

          英語的表現:和文英訳の時には思いつかい英語っぽい表現

          私の今年の目標は、英文記事/論文を読むことに対するアレルギーの軽減。好き嫌いは変えることはできないけれど、職業柄、英語で読むことに対する抵抗は少しでも減らさねばなりません。そこで、毎日最低一つはニュース記事を読むように心がけてます。 見出しから記事の内容が推察できるかどうかを訓練したり、知らない単語を拾い出して類語、同義語、反対語を調べてみたり、モチベーションはまちまちですが、単に横文字に目を慣らすだけではなく、英語学習の興味をそそるような事も追加して自分を奮い立たせていま

          英語的表現:和文英訳の時には思いつかい英語っぽい表現

          子音が4つもつながっているMessrs:MessrsとMmes発音できますか?

          昨日読んでいたニュース記事で見かけた単語Messrs。 文脈から意味はすぐにわかったけれど、滅多に見かけないないなぁと思った次第でした。 辞書を引けばすぐに出て来る単語ではあるのですが、MessrsはMr.という敬称の複数形。Mr.はMisterの省略形で、通常はMister Smithと書かずに、Mr. Smithと書きます。ここまでは学校で習った英語の範囲。 Mr. Smith, Mr. Brown, and Mr. Blackと3人の男性を表現する時には、Mist

          子音が4つもつながっているMessrs:MessrsとMmes発音できますか?

          オンラインイベントでセレンディピティはあり得るのか

          オンラインイベントでセレンディピティはあり得るのか。 世界最大の展示会であるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)。例年であれば、日本からも数千人単位で参加者があり、ラスベガス行きの特別便が出るほど、正月三箇日明けの「民族の大移動」だった。ところが2021年は、COVID-19の影響によりオールデジタルで開催された。 2021年のCESは、何しろイベントに関する情報提供が遅かった。レジストレーション受付が始まった12月3日になっても、具体的にわかっていたのはいく

          オンラインイベントでセレンディピティはあり得るのか

          見出しから記事の内容を推測する

          "Justice Department appeals order blocking federal eviction ban" 【考察】 appealsは動詞appealの三人称単数現在形なのか、名詞appealの複数形なのか。 orderは動詞orderの現在形なのか、名詞のorderなのか。 blockingをorderしたのか、banをorderしたのか。 見出しでは冠詞が省略されることがあるので、名詞と動詞の区別のヒントが一つ減ってしまいますね。 日本語

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