岡田瑞生(ミッキー)

三重県の小さな町で、岡田屋本店という 明治からのお店を引き継ぎ、 葡萄酒、自然酒、伝統的な調味料や食品などの 生産者を近く感じれるようなお店をしています。 日々思うこと、考えている事などをつらつら書いていきます。

岡田瑞生(ミッキー)

三重県の小さな町で、岡田屋本店という 明治からのお店を引き継ぎ、 葡萄酒、自然酒、伝統的な調味料や食品などの 生産者を近く感じれるようなお店をしています。 日々思うこと、考えている事などをつらつら書いていきます。

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自己紹介と食の世界に入ったきっかけ。

本日がはじめての投稿になります。 三重県亀山市にて、ナチュラルワインを飲めるスペース、そして食のイベントや出張ワインなどを行なっている28歳です。 食に興味を持ちはじめたきっかけは両親がやっていたオーガニックレストラン。 穀物菜食の料理で当時は三重県ではパイオニアだったお店で、さまざまな年齢、職業、人種の人達がカルチャーを共有していた場所。 子どもながらに、人が集まりおいしい料理を食べながら楽しそうに話をしているその空間がいいなと思っていました。 勉強も苦手で自分の中で普

    • 豊かさとは

      数日前、お店をお休みさせてもらい、長崎へ向かった。 その理由は2つあって、岡田屋でいつもお世話になっている平戸で塩造りをしている今井弥彦さんに会うためと、雲仙にあるオーガニック直売所タネトを営む奥津さんに会いに行くこと。 平戸での滞在で真の豊かさというものを感じられた。 ・塩炊き屋、今井弥彦さんについて 今井弥彦さん(ここでは弥彦くんと昔からの呼び方をさせてもらいます)。 弥彦くんが初めて三重に来たのは21歳の頃だそう。 この頃は両親の営むオーガニックレストラン月の庭のま

      • 日並の市について

        日並の市 開催にあたる想いとご挨拶。 みなさま、いつも大変お世話になっております。 少しお話しした方もいらっしゃるかと思うのですが、9月より岡田屋本店敷地、 及び向かいの家のスペースを使い、月に一度の市を開催したいと思います。 これはイベント性が強いものではなく、日常に寄り添うような人々の食を支えるようなもの。、 それにより作り手と消費者の方が繋がれるようにイメージしています。 私は幼少期から両親の影響で食や環境問題、政治、人種や宗教の問題などの話をよく聞いており、当時は

        • 人々を笑顔にするトマトをつくる人 

          今、お店で取り扱っているミニトマト、トマトの生産者である橋本知幸さん。 小さな子からご年配の方まで大人気の赤いやつ。 あるお客さんからは子どもが買ったそばから食べ始め、家に着くまでに半分くらい食べてしまうという声や、こんな美味しいトマト始めて食べたという声も多々あります。 そんな大人気の橋本さんのトマトの秘密を探るため、橋本さんのもとを訪れました。 決して人間の都合でトマトを作るのではなく、トマトの育つペースに合わせて見守る。 人間がトマトに合わせていると話していました。

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        自己紹介と食の世界に入ったきっかけ。

          微生物たちとつくる自然酒

          先日、千葉にある酒蔵、寺田本家に訪問させていただきました。 岡田屋では20年以上昔からお付き合いをさせて頂いている自然酒の酒蔵です。 ご存知の方の多いとは思うのですが、まだ知らないという方も見えるのでご説明を。 寺田本家とは 千葉県、神崎の地にて今年で350年を迎える酒蔵で、微生物の力を信じて伝統的な製法で自然酒を生み出しています。 その年の気候、微生物、人も含めて同じ環境はなく、その時々に味が違う。 でもその変化も含めて自然酒として楽しめる、身体も喜ぶ日本酒です。 現

          微生物たちとつくる自然酒

          「僕にとってのトルコ」

          この前、トルコで大きな地震があった。 これによって命を落とした人達のご冥福をお祈りするとともに、今いる方々が1日も早く普段の生活に戻れることを心からお祈り申し上げます。 「今まで行った中で一番好きな国はどこ?」 もしこう聞かれたら、真っ先に思いつく国は トルコである。 もちろん一番長くいたニュージーランドも、 ワインの聖地であるフランスもあるが、 僕はトルコを挙げる。 それは国全体として、優しく受け入れて、 大きな愛を感じたからだ。 それぞれの国に助けてくれた人達はいる

          「僕にとってのトルコ」

          高校での授業のこと

          もう去年の出来事にはなりますが、なんと自分が高校にて授業をしてきました。 正直、まだまだ自分もひよっこなのですが、貴重な機会をいただいたので、 生徒たちにこんな生き方、考え方もあるんや〜と思ってもらえれば面白いなと思い、 行かせていただきました。 その学校は県内でも名の知れた進学校。 でもだからこそ、色々な選択肢があり生き方もあるという事を伝えたいなと思いました。 授業は65分間×二限 40名クラスが二組づつ授業を受けるというものでした。 準備は初のパワポ作りから、、、笑

          高校での授業のこと

          木を切るということ。

          本日、庭の木を切りました。 といっても実際に先頭を切ってしてくださったのは、木こりの昇くん。僕はそのお手伝い。 この、榎木は生まれた頃からそこにあり、共に大きくなってきた自分にとっては特別な感情がある木。 その木を家族で話し合い、今回切ることになった。 切られる直前にその木と対峙した時、 なんとも言えない気持ちになった。 始まったらそうは言ってられない。 昇くんが切る木を、手伝いに来てくれた西口さん(ピザ屋さん兼色々できる人)と母と自分で ノコギリでコンパクトにしてまとめ

          木を切るということ。

          All NEED IS LOVE

          少し前なのですが、名古屋のtoricafe 岡田さん からお誘い頂き、宮城でFattoria AL FIOREというワイナリーをしている目黒さんの会、 「Hygge 暮らしの豊かさとは」に 参加させて頂きました。 目黒さんのワインは飲んだことももちろんあり、ワイン造りだけでない活動をされているのも メディアなどで拝見しており、お会いしたいと思っていて、いつ行こうかと考えているところで、 このご縁があり、とてもワクワクしていました。 質疑応答もあり、質問もさせていただきまし

          人から物を買うこと。

          また久しぶりになってしまいました、、、 我々人間は生活の中で様々な物を買います。 食品だったり、服だったり、雑貨や、薬などなど 今はネットが便利でなんでもポチッとボタンで 簡単に物が買えます。 食事もファストフード店が増え、食にかける時間も減っています。 このご時世だからか、非接触レジなどがあり、 一言も言葉を発さずとも食事をして帰るパターンもある時代。 その一方で「人から物を買う」という事の 良さを再認識しています。 僕は「その人」が感じられるお店が大好きです。 そ

          人から物を買うこと。

          岡田屋本店新装開店祭その2

          ものすごい時間差での投稿になりました、 新装開店祭の続編。 もし読んでいただける方がいらっしゃれば、 またその1からお読みいただけると幸いです🙇‍♂️ そんな出店メンバーで始まったイベント。 もう1人のメンバー、音楽担当のピーターです。 この光景が見たかった!! そんな願望でオファーをしたら、 快く受けくれました! ただ、オープニングでバタバタしてて、 自分はあまり見れなかったのが残念、、。 ただ、観ているお客さん達の反応や感想を 聞くととても良かったようでした。 ピー

          岡田屋本店新装開店祭その2

          うちのニワトリ。

          今うちの裏庭には、4羽のニワトリがいる。 この4羽はおそらく養鶏場の中でいじめられていた子達なんだろうなというくらい 見窄らしい見た目である。 羽はボロボロで毛も抜けていて、この写真の子は 首の毛がない、、。 最初は本当に怯えていて、 3日間くらいずっと身を寄せ合っていた。 水を変えるだけで逃げ回る。 それからも毎日のエサ、水やり、小屋の掃除や声かけをするうちに外に出れるようになり、人にも慣れてきた。 そして今、かなり元気になった。 元気すぎて放し飼いにすると、最近は隣の家

          岡田屋本店新装開店祭その1

          全然書いていなかったnote。 その間もたくさんの出来事がありました! まずは12/4の岡田屋本店の新装開店祭。 お店の再オープン日はイベントをしようと漠然と 思っていて、昔見たたくさんの人々がこの場所に 集い、美味しいものを食べたり飲んだり、 ものを買ったり、そんなイベントをしたいと思い 今回のメンバーを集めた。 まずはひのめ上ちゃん。 上ちゃんとの出会いは実はまだ1年半くらい。 でもなんか昔から知っていたかの如く、 当たり前のようにそこにいる(笑) 上ちゃんの協力やサ

          岡田屋本店新装開店祭その1

          ゼロウェイストセンター上勝

          今回は上勝に行ってきました。 目的は、町全体でゼロウェイストを取り組み、 現在45もの分別があるというその場所と、 町民がゴミを自分で持ってきて分別するという システムをとったごみ収集センターの ゼロウェイストセンターを見てみたかったからです。 以前、僕の地元の資源回収センターに行った時、 瓶を資源回収してもらうのに、ダンボールに 入れて持っていきました。 ダンボールも資源回収だし、そのままどちらも リサイクルに回せると思ってそうしました。 しかしその場で言われたのは衝撃

          ゼロウェイストセンター上勝

          ワインって難しい?!

          「ワインって難しそう。」 「よく分からない。」 そんな声をよく聞くことが多くあります。 確かにブドウの品種の名前とかワインの名前、 生産者の名前、横文字ばかり、、、笑 みなさんのワインへのイメージは どんなものでしょうか? ワインに対するハードルが高くなっている ように僕も感じます。 スーパーなどで売られているし、 いろんな飲食店でも必ずくらいあるにも 関わらず、なぜかそのイメージは強くあります。 ワインが海外のものだからか、高級なイメージが 強いのか、はたまたワイ

          ワインって難しい?!

          ナチュラルワインとは?          その他のワインとの違い

          今回もワインについてのことを書きます。 僕も何度も使っている言葉ですが、ナチュラルワインってそもそも何だ? そんな疑問を持つ方に向けて説明をさせて頂きます。  さまざまな方が書かれていますが、僕の意見として書いていきます。 「ナチュラルワイン」と「オーガニックワイン」 「言葉だけだと何が違うんだ?」  ってなりますよね? その違いは大きくは農法と醸造の違いです。 まず、農法から見てみましょう。 まず慣行農法。 これはみなさまも分かるようにこれは ナチュラル

          ナチュラルワインとは?          その他のワインとの違い