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毎日読書 連続199日:最近読んだコストに関する本を紹介【後編】

1.今日は、四日市の家周辺は、豪雨だったようです(@_@;)

今朝、早朝4時半に車で家を出て、市内のホテルで会合に参加した後、朝食を食べて家に戻ってきたら、なんと駐車場前の段差緩衝用の長い木が2本、豪雨の影響❓でとんでもないところに移動していました。

また、屋外の倉庫近くにおいてあった肥料用米ぬか袋も、多分、ぷかぷか流されビックリするようなところで発見しました( ゚Д゚)。

ホテルの会合会場は、雨音は一切しないので、全く知らなかったのですが、その時間にこんな局地的な豪雨になっていようとは。。。。(;'∀')

実は、昨年の豪雨の際も、緩衝用の長い木が近くの公園まで流れて行って、警察の方が、これお宅のですかと届けてくれたこともありました。


2.毎日読書、連続199日

それでは、本題に入って行きます。

今日で毎日読書も連続199日、明日で200日になります。

これまで、こんなに連続して毎日読書をしたことがなかったので、ここまで継続できるとはと、自分でも驚いています。

最近は、とにかく読書をすることに一生懸命になり、机の周りが読み終わった本でいっぱいになっています。

今は、3回繰り返して読んで、自己評価が3.5未満(5点満点)の本については、Book Off等に持って行くようにしていますが、最近読む本は良書が多く、なかなか本がなくならないのが実情です。

とりあえず、倉庫の本棚に入れて、机周りを整理しなければと思っていま【教訓:毎日読書は、本の購入と片づけが大変なんです】

今日は、昨日の投稿(↓参照)の後編ということで、コストに関する本を2冊紹介します。


3.最強のコスト削減―いかなる経営環境でも利益を創出する経営体質への変革【栗谷 仁 著、A.T.カーニー 監修、自己評価: 4.4点】

昨日の投稿で紹介した「コストダウンは社長の仕事! 」は、著者の経験に裏打ちされた手法を公開してくれました。

本書は、アメリカ流のコンサルタント視点から、日本企業の非効率性に焦点を当て、日本企業によくある「しがらみ」や「方法論不在」で改革アクションができていない点に着目しています。

紹介されているコスト削減アプローチは、非常に論理的であり、かつ戦略的であり、我々日本人は、なかなか俯瞰できない点を分かり易く解説してくれています。

例えば、「間接材」のコスト削減アプローチのコンセプトとして、「仕様変更」「プロセス改善」「関係再構築」「ベンチマーク」「原価推計」「ボリューム集約」を挙げている。

さらには、間接材のコスト削減のアプローチステップということで、
❶コストデータの整備
❷削減アプローチ・余地の特定
❸交渉・削減の実施
❹定着化
を挙げ、確実にコスト削減するために必要不可欠な手法を詳細に説明しています。

本書では、コスト削減プロジェクトチームの組成と運用のポイントについても説明してくれています。

これは、かなりノウハウの部分であり、ここまで公開していることに、著者の自信と凄まじさを感じました。

コスト削減プロジェクトチームに関しては、「選任するリーダーのプロファイル」「チームの組成方法」「チーム運営の方法」にまで言及しています。

これらを通じて、著者は、いかなる経営環境でも利益を創出する経営体質への変革を起こすことを考えています。

そのため、本書を経営者が理解し、著者の意図に沿った体制と手法を取り入れることで、どんな企業も確実にコスト削減を実現できると思いました。


4.体温の伝わる交渉~702社のコスト削減を実現したプロの作法【佐谷 進 著、自己評価: 4.5点】

本書は、コスト削減の中でも、特に交渉に焦点を当てたアプローチについて書かれています。

本の題名も「体温の伝わる交渉」ということで、コスト削減の交渉は、単なる戦術的な駆け引きだけではないことを、著者は教えてくれています。

交渉術は、企業内では、先輩の交渉する姿を見て、独自に形成していく場合がほとんどだと思いますが、本書を読むことで、交渉術を改めて深く学ぶことができます。

著者は、5つの交渉スタンスとして
❶常に交渉相手の立場に立って交渉する
❷常に交渉目的に立ち返る
❸時間を常に意識する
❹交渉相手との「暗黙の共通ルール」を意識する
❺諦めない、固定観念を持たない

を挙げています。

このスタンスを基本として、「勝ち負けではない!」結果を出すビジネス交渉術を具体的な事例を交えて紹介しています。

特に感心したのは、交渉準備(セッティング)の流れの説明です。

交渉する前に、概ね交渉結果が導き出されるがごとく、
❶情報収集と分析
❷条件の整理
❸シュミレーション

を実行することで、飛躍的に良好な交渉結果を得ることができるとのことです。

確かに、何も準備しないで交渉に臨むと、直感に頼り、なおかつ感情的になってしまう恐れがあり、著者の言う良好な交渉結果を得ることができないのは理解できます。

即ち、交渉準備することでWin-Winの関係を保ちながら、結果を残すことができるんだなと大いに納得しました。

コスト削減を切り口に、交渉術を切り口に仕事への望み方、コミュニケーションの仕方を教えてくれる本当に素晴らしい本だと思いました。


5.まとめ

昨日と今日の投稿で4冊のコストに関する本を紹介しました。

改めて、投稿するために読み返してみると良書ばかりです。

これまで、コスト削減は自己流を通して来ましたが、
・企業の経営の一環として俯瞰して見る
・経験則からコスト削減のあるべき姿を知る
・戦略的にコスト削減に取り組む
・相手が喜び、なおかつ成果が出せる交渉をする

等、これまでの自分のコスト削減の視点とは全く異なり、なおかつ大きな実績を出してきている手法や考え方を知ることができ、自分自身、大変勉強になりました。

紹介した4冊の本は、経営者、コスト削減推進責任者、担当者の全ての立場の人に、是非読んでもらいたいと思いました。


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