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4象限マトリクスの使い方1 (基本構造)

私が最近ハマっている4象限マトリクス。これから何回かに分けて4象限マトリクスを使い倒すコツをまとめていこうと思います。まず、今回は基本的な部分をまとめていきます。

使い方1

まずは、4象限マトリクスの特徴になります。
下記はサマリです。

特徴1「2軸構造」
上記図は、市場成長率と市場占有率の2軸で構成された4象限マトリクスになります。4象限マトリクスの1つ目の特徴として、かならず2軸で構成されています。この軸の取り方が非常に重要になってきます。

特徴2「軸が対比」
2つ目の特徴として、軸が対比されています。縦軸の市場成長率は、上が高く、下が低く構成されています。対して横軸の市場占有率は、右が高く、左が低く設定されています。このように、設定した2軸をそれぞれ対比させる構造になっています。
高いor低い、良いor悪い、大きいor小さい、など数値といて対比させる場合もありますし、内的or外的、論理的or感情的、など数値以外で設定する場合もあります。

特徴3「4象限化」
3つ目の特徴といて、4象限化が可能です。2軸を設定し、それぞれを対比させることで、4つの分類を作ることができます。
上記の図を4象限化すると、
第1象限:市場成長率が高いが、市場占有率が低い
第2象限:市場成長率が高く、市場占有率も高い
第3象限:市場成長率が低く、市場占有率も低い
第4象限:市場成長率は高いが、市場占有率は高い
このようになります。
軸の対比を設定する際に、上下、左右、どちらに何をもってくるかで、各象限の配置が変わります。今回は第2象限が一番良いとされる設定をしましたが、対比軸を入れ替えて第1象限を一番良い設定にすることも可能です。この辺りは作成者の表現次第になると思います。

4象限マトリクスを作る際に重要なこと
4象限マトリクスには、「2軸構造」「軸が対比」「4象限化」という3つの特徴があり、これらの設定次第で様々な分析が可能です。この設定に際してとても重要になってくるのがロジカルシンキングになります。2軸に設定する項目や対比方法によって、様々な4象限マトリクスが生まれます。しかし、2軸に設定した内容がイマイチだと、イマイチな4象限マトリクスになってしまいます。例えば、軸の設定で縦、横、同じようなことを設定しても分析になりません。

使い方2

上記の例だと、縦軸がユーザー層でシニアor若年、横軸が年齢で高いor低い、というようにまったく同じ軸設定になっています。これだと分析になりません。この辺りをセンス良く設定することが必要になってきます。

4象限マトリクスの使い方
今回は4象限マトリクスの基本的な部分をまとめました。次回からは具体的な使い方についてまとめていこうと思います。4象限マトリクスを使う上で、「フロー」と「ストック」という切り口で考えるのがポイントになります。次回はそのあたりをまとめてみます。

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