愛猫の旅立ちから感じ取ったメッセージ #1(SUBシステム)
今日は愛猫ネオの六七日。
むなのか・むなぬか・ろくしちにちって読むらしい。
ネオが旅立って、初七日からあっという間の六週間。来週は四十九日になる。
そもそも猫の世界にそういうのがあるのかわからないけれど、ネオはブリーダーさんから迎え入れていて、猫生の14年半ほど人間と共にいたのだから、そういう世界があってもおかしくない気がしている。
ネオはいい子ちゃんだったから、きっと良き場所へ行けるはずだ。笑。
さて、今日は、ネオが旅立ったあとに、五年ほどの闘病生活を振り返ってみて、あー、これはやらなければよかったかもしれない(少しばかり後悔した)と思ったことがいくつかあったので、それについて書こうと思います。
結局タラレバで、やっていなければやればよかったと後悔するのだろうけど、ここは、思ったことを書く場所なので、忘れないうちに書き記しておきたいと思います。
SUBシステム設置
私のインスタを見てくださっている方は、えっ、のっけからSUBシステム?って思うかもしれません。でも、ネオが最期に丸二日間もがき苦しみながら旅立った姿を見た時に、一番最初に後悔したのがSUBシステムだったのです。
決して、ネオのSUBシステムに不具合があったというわけではありません。2年2ヶ月設置していて大きな不具合はありませんでした。そして最後までしっかり役割を果たしてくれていたので、それに関しては感謝しているくらいですから。
こちらの病院のホームページに、猫のシュウ酸カルシウムによる尿管結石とSUBシステム手術のことについて詳しく書いてあったので、リンクを貼っておきます。手術によるメリット・デメリットだったり、術後の合併症について書いてあり、ネオが手術した時は情報が少なくて術後のことが不明だったので、わかりやすく書いてあるサイトがあるのはよいですね。
(ネオが通院していた病院ではありません)
では、なぜ不具合がなかったのに、後悔したのか。
ネオにとって辛い時間を長引かせてしまったかな、と思ったのです。
私がネオと一緒にいたいがためにそれに付き合わせてしまったと思ってしまいました。
ネオは9歳で腎臓病(ステージ2)、11歳で尿路結石になり、調べたところ、腎臓・尿管・尿道・膀胱にシュウ酸カルシウム結石が多数ありました。SUBシステム手術前は、二度ほど尿道の結石が詰り尿が出なくなったのでカテーテルで処置をした経験があります。
その後、いつまた結石が詰まってもおかしくないと言われ、特に尿管にある結石が詰まった場合、すぐにでも命を落とす可能性があるとのことで、悩んだ結果SUBシステム手術を行いました。それと同時に、尿道と膀胱にある結石をとりましたが、腎臓と尿管にある結石は脆くなっていて触れる状態ではなかったため残したままでした。(この時、腎臓病はステージ2〜3でした)
ネオの手術は無事に成功。手術室は見学ができるようになっていたので、私はネオの手術を一通り拝見しました。それはまるでドラマの世界。ネオの周りには、執刀医(腎臓病の名医と言われている先生)・助手・麻酔師・器械だしなどの先生がズラリ。これを見たから高額でも納得しましたからね。
少し話が逸れましたが・・・。
SUBシステム設置後は、定期的に通院して洗浄するというメンテナンスが数ヶ月に1度必要で(数ヶ月というのはその子の状態によります)、ネオは3ヶ月または2ヶ月に1度のサイクルだったのですが、近所の病院には設備がないため、車で通院していたので毎回ギャン泣きでストレスを与えていました。
腎臓病のお薬も5年間ずっと飲ませていたし、末期の頃はサプリも数種類になり、SUBシステム設置後の2年2ヶ月は、ただただたくさんのストレスを与え続けていただけなのではないかと、申し訳なく思ってしまったのです。
尿管や腎臓に残ったままの結石も、時折、痛みがあったと思うのですよね。特に2021年は、今まであまり見たことがなかった、動きたくても動けないようなジーッと何かを考えているような姿勢をすることが多くなって、その動画を先生に見せて相談したことがあるのですが、わかるはずもなく、家の中でもキャリーケースにいることが多くなったり、今思うとその姿勢だったり、キャリーケースにいたのは痛みを我慢していたのではないかな。
それと、これは私の勝手な想像なのですが、ネオの最期の一週間ほど、お口の中の匂いがいつもと違って、尿毒症のアンモニア臭とはまた違うもので、特に最期の二日間はその匂いが強烈で、その時思ったのです。
今まで、腎臓病関連で飲ませていたお薬やサプリ、療法食、メンテナンスなどで処置したものなど、全てが混ざった匂いを発していたんじゃないかって。ずっと毎日こんなに食べた(飲んだ)んだよって言われている気がして。私のエゴでネオの体に相当負担を与えていて、毎日辛い思いをさせてしまったのだと後悔しました。
先日、姉や姪っ子に「SUBシステムを設置したことを後悔した」と話したのですが、姉たちは「でも、設置後の二年間、ネオと一緒に過ごして楽しかったんでしょ?きっとネオもそう思っているよ。」と言ってくれました。
あの時、SUBシステムを設置していなければ、結石が詰まって尿毒症になって、もっと早く旅立っていた可能性は高いですが、その時のネオは今より2年(人間でいうと8年)ほど若くてまだ体力があったし、通院のストレスや、体の痛みだったり辛い思いをした期間を長くしてしまったわけですから、それはネオにとってよかった事だったのでしょうか。
もちろん、この二年間はかけがえのない日々で、特に2020年はネオの体調も安定していたので、それはそれは楽しい毎日だったので、それを思うと姉の言ったこともわかるのですが・・・。
でも、もし、次にそのような選択をするシーンに直面した場合、私はSUBシステムの設置はしないと思います。お薬も極力飲ませないようにするかもしれません。
あー、本当のところ、ネオがどう思っていたのか知りたいなあ。こればかりは無理な話ですけど。ネオと逢えて話ができるのなら、ひたすら謝りたいですけどね。
あくまでもこれは私の考えで、SUBシステム設置を反対しているわけではないので、誤解のありませんように。前述にあるように、最後まで機能してくれたことに感謝しているくらいですから。
おまけ
2019.11.6 抜糸後のネオ
やらなければよかったと思ったことは、他にもあるので、それはまた次の機会に。
最後まで読んでくださり、目に留めてくださり、ありがとうございました。