地域の子どもたちとワークショップ
“音楽好きな子を育てる“事業
演劇にまつわるお仕事って、思っている以上にいろいろありますね。
私が関わっているものはその内のほんのひと握りですが、演劇の活用がどんどん広まって欲しいと願い、どんなものがあるのかシェアしていきますね。
今日は静岡駅前にある、静岡音楽館AOIさんへ行ってきました。
トップの写真は無論いただきました、しらす丼です。「地域」と「子どもたち」がキーワードですから、致し方ないです。最高でした。
さて、静岡市文化振興財団が母体となるAOIさんでは、クラシック音楽の普及や発信に注力される中、年間を通して子どもたちに「音楽ひろば」を開催されています。
“音楽好きな子を育てる“ 事業として、音楽界の第一線で活躍されている先生がたとともに運営をされているこのクラス。
プログラムの一環で演劇講座をとり入れて下さっていて、秋のパンフレットでは「音楽分野以外からも子どもの創造力を高めるカリキュラムであり、表現力を養うにも最適な場」と紹介してくださっていました。
他の講座もめちゃくちゃ面白そう!全部に参加したくてムズムズします。
「日常で使う言葉や自身の名前などを音にして」遊ぶとか、なんて楽しそうなの!
私は昨年につづき小林七緒さんにお声かけいただき、約30名の子どもたちと演劇遊びです。
学年も学校もバラバラの子どもたちは、なかなかの個性派揃い!
自分たちでストーリーをつくって演じる
90分という限られた持ち時間。
ゲームで言葉遊びをしたあと、グループでオリジナルのストーリーをつくって演じます。
どんなものが出てくるのかと思ったら、飛び出しましたね〜
「学校の池で、警察が錦鯉に引き摺り込まれる」
「ディズニーランドで、ロボットと殺人犯がみんなを笑わせる」
「ハワイでミッキーとオムツがパンツを取り合う」
どんな?笑
ストーリーをつくるだけじゃなく、これを演じ切るんだからすごい。
どうすればこのヘンテコなストーリーを立体化できるのか
どうすれば自分の考えていることを仲間に伝えられるか
どうすれば見ている人に伝わるか
どうすれば面白いか
短い時間の中でたくさんのことに挑戦してくれました。
中には「この役は絶対やりたくない」とひっくり返すメンバーがいたり、どうすれば良いか分からなすぎて全員チーンと無言になったり。
全部ひっくるめて、一瞬一瞬がまばゆい。
子どもたちの力を信じて無茶振りをする七緒さんも、やり切る子ども達も、見守るAOIの担当者の方々も、天晴れ万歳。おもしろかった〜
帰るころには「また来年も来る?」「またやりたい!」「もっと違うお話考えたよ!」と口ぐちに話しかけてくれました。
ヘンテコ体験、楽しかったね〜
コンテンツに困っている自治体のみなさん…!
こんな風に演劇は、他の文化ジャンルのお役に立てることもあるんだな。演劇は総合芸術と言うもんね。
都道府県や市町村が主体となる催しの一環として、こんな風に演劇が活用されることがとても嬉しく、またその有用性についても確信の深まる時間でした。
コンテンツに違った視点が欲しいな〜と頭をひねらせているご担当の皆様、ぜひ演劇の導入をご一考ください❤️
それぞれの地域には活動されている演劇関係の方が必ずいらっしゃるので、ぜひその方々にお声かけをされてみてください。
困ったときには演劇を。
きっとお役に立てると思います。
読んでくださってありがとうございました!
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