無理なことなんてこの世の中には存在しないのかもしれない。
これまで生きてきたなかで「私には無理だ」と思ったことがたくさんあった。
むしろ「できる」と思ったことなんてほぼなくて、大体のことを「無理だ」と思いながら生きてきたと言っても過言ではない。
私は結婚は無理だ
民間企業でバリバリ働くなんて無理だ、向いていない
引っ込み思案だからリーダーや人をまとめることなんてできない
大勢の人の前で話すことは苦手だ
営業なんて絶対に無理
SNSで名前と顔を出すなんて無理
在宅で仕事をするなんて夢のまた夢だ
もちろん謙遜などではなく、本気でそう思っていた。
だけど現実はどうだろうか。
結婚できた
公務員から民間企業に転職できた
なぜかリーダーや中間管理職までやってしまった
研修講師としてたくさんの人の前で話すようになった
営業っぽい仕事(顧客対応など)もたくさんした
SNSで名前と顔を出して発信するようになった
フリーになって在宅で仕事をするようになった
こうやってみると、「無理だ」と思ったことはほとんど実現できてしまっている。
・・・あれ?なんでだろう????
ここがなんだか自分的に面白くって色々考えてみたんだけれど、雑にまとめるのなら「自分自身で勝手に『無理だ』というラベルを貼っていただけ」なのかもしれないと思った。
もしくは周りから悪意なく貼られたラベル、かもしれないが。
ちなみになぜできるようになったのか、ざっくり分けてみるとこんな感じ。
▼やらねばならない環境になった
公務員から民間企業に転職できた
なぜかリーダーや中間管理職までやってしまった
研修講師としてたくさんの人の前で話すようになった
営業っぽい仕事(顧客対応など)もたくさんした
▼やりたいと思っていたことに一歩を踏み出した
SNSで名前と顔を出して発信するようになった
フリーになって在宅で仕事をするようになった
前者は前提が「嫌だ、やりたくない」だったもの、後者は「やりたい、でもできないだろう」だったもの。
面白いことに前提は真逆だが、どちらも自分にとっては無理だと諦めていたもの。
だけど、最終的にはどちらも自分で腹を括ったらなんとかできてしまったし、むしろ楽しくなってしまったりして。
こうやって考えてみると、この世の中には本当に無理なことなんて存在していなくて、何でもやってみたら意外とできてしまうことばかりなのかもしれないな…と思ったりして。
それともう一つ、自分的に面白いことが。
この「無理だと思っていたけれど最終的にできるようになったこと」のリストは時系列に並んでいる。
つまり、最初はやらねばならない環境に置かれたから腹を括ってやれるようになった経験を積み重ねていって。
そのうち「あれ?やってみたら意外といけるんじゃない?」という成功体験をもとに本当にやりたいことに一歩を踏み出せるようになったということ。
後ろ向きな「無理だ(やりたくない)」からちょっと前向きな「無理かも(でもやりたい)」に変化したのは自分の人生にとって大きなプラスだと思う。
これからの人生も何があるかわからないけれど、このマインドがあれば大体のことは何とかなるのではないかと思ったりしている。
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ちなみに結婚については「私は結婚できないに違いない」と思っていた不安要因を夫に恐る恐るぶつけたら、驚くくらいあっさりと受け入れてくれた…という経緯がある。
私の力ではないんだけれど、これも結局やってみたら(言ってみたら)なんとかなった、の一部なのかもしれないなぁ。
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