見出し画像

Empty Inside 池田ひとみ・田代葵・中村洋子 展


eitoeikoで開催中。新宿区矢来町32−2
2024 10・19 〜 11・16

神楽坂駅から徒歩7分。

MATERIAL
硬質な素材を柔らかく味合わせる技術。
金属、陶器、紙、布、さまざまな材料が形を変える。
素材から受ける印象と実際物質としての存在の違いみたいなことを感じてきました。空洞の中身は???空っぽの世界。


eitoeiko主催者のコメントより

今週末からは弊廊eitoekoにてEmpty Inside展を開催します。前回の古屋郁展、次回の木村了子展と、女性作家による表現にフォーカスした展覧会がつづきます。
今回は「女は中身が空っぽだ」といったossanムーブな言動を元に、がらんどうの作品にスポットを当てて考えてみました。がらんどう(=Empty Inside)の作品としては、藤田喬平の飾筥を連想したのですが、フジタのドリームボックスの話はみんな知ってるよね?
と急にここで学校の先生風になりましたが、ガラス工芸家の藤田喬平が、海外で中身が入らなそうなガラス箱に対して「これは何をいれるんですか?」と訊かれて、「貴方の夢をいれてください」と答えたという2000年位前の中国の逸話です。実際は昭和48年だそうです。私はこの話をオークション会社勤務時代に作品が出品されたことで知りました。学びって大事ですね。
私の所属派閥は脱線だけしていたい派なので一向にまとまらない話なのですが、Empty Insideをキーワードに田代葵、池田ひとみ、中村洋子の三名の作品をとらえていくと、とても面白いのではということに気づきました。構造に宙空を抱えた作品がもつ魅力を、ぜひお楽しみください。10/19は18~20時でささやかなオープニングパーティーを開催します。田代さんはカナダ在住のため来られませんが、池田さんと中村さんは在廊予定です。
(たぶんつづく)

いいなと思ったら応援しよう!