ブティって何だ??
神楽坂のアユミギャラリーで今開催されている「ブティという手仕事」展。
見たことがあるような、いや、しかしどうなっているんだろう?
ぷっくりと膨れたかわいらしい柔らかい模様。
どうなっているんだろう???
ギャラリーに入ってお話聞いてきました。
少し調べたら、ブティとは「2枚の布を重ねてステッチを施した後、コットンヤーンを詰めて模様を浮き上がらせる技法は、美しい陰影を作り出します。」
布一面に隙間なくプクプクプクと模様を作っています。
すべてを詰めていくということ。根気のいる仕事ですね。
フランス語で「詰める」という意味のブティは、“白いキルト”ととも呼ばれています。
フランスで考案された技法。プロヴァンスのキルト。中綿を入れずにステッチを施し、ステッチの間に綿糸を詰めて凹凸を出す。通常のキルトに比べ、モチーフ部分を強調して立体化させることができる。昔は、専門の職人がアトリエで作った。貴族に好まれたフランス革命の際に作品の大半が破棄された。(wiki)
キルトはヨーロッパの寒冷地で発祥したといわれ、保温のために布地に綿をはさんだのが始まりといわれている。
トリスタンキルト十字軍の遠征ギャンベゾン等の防護服や保温着としてヨーロッパ各地に広まり、上流階級の女性の手芸としてさまざまな技法が編み出された。その後、清教徒のアメリカ移民とアメリカに伝わった。
女たちの手仕事。無事を祈って一針一針。という時間は尊いです。
フィッシャーマンズニットに似ていますね。あれも確か漁に出る人の無事を祈って。模様は網や縄や。
心のこもった時間を人間的には取り戻したいです。
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