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あっという間に4日も経ってしまった。
でも日記をまとめて書くということがあってもいいだろう。

20日の金曜日は、自由が丘〜学芸大学へ行ってみる。
思えばものすごく暑い日だった。5分も外を歩けば背中を汗が滴り落ちていくのがわかる。自由が丘は特にこれといった用があった訳ではなかったが、学芸大学へ向かう途中の乗り換えで一旦降りるので、朝食ついでに降りてみたのだった。
駅からほど近いビルの二階にある、Alpha Beta Coffee Clubという店に入ってみる。モーニングセットが¥1000とお手頃そうだったので頼んでみた。

セットドリンクもいくつかの種類から選べるのだが、本日のコーヒーというのがあったので豆の種類を聞いてみる。エチオピアとのことで、迷いなくアイスを頼む。しっかりと確認せずに席へ向かってしまったのだが、おそらくコーヒーは別のロースターからセレクトされており、日替わりで変わるらしい。その日はALL SEASONSのコーヒーが選ばれていた。
プレートの内容はサラダと厚切りの食パン二切れにベーコンが二枚。シンプルなセットだ。しかし、この厚切り食パンやたら美味しい。絶妙な焼き加減の表面は歯切れが良くサクサクで、軽く柔らかな内側の食感とのコントラストが楽しい。

しばらく本を読み進めて、再び湿度の高い炎天下、街へ繰り出す。
続いて学芸大学にある、以前から気になっていた中古レコード&CDを取り扱っているショップ「サテライト」へ。

そこはかとなくアメリカの風を感じるイラストが描かれた看板

それほど広くない店内には、ギリギリ人が通れる広さが通路として確保され、棚にはぎっしりとレコードとCDが詰め込まれている。
ジャンルとしてはジャズとロックの棚がやや強めという印象で、クラシック、邦楽などなどもきちんとジャンル分けがなされていて、店主さんの愛を感じる。
ジャズの棚をみてみると、ディスクユニオンやHMV等大型のレコートショップではあまり見かけないような渋めの盤が多い。価格帯はかなり良心的だ。

特に気になったのは、Herbie Nicholsという50年代ごろにアメリカで活躍したピアニストの一枚。ブルーノートオリジナルのリイシュー盤とのこと。最終的に購入は見送ったが、後でApple Musicにて聴いてみると、方々で書かれている通り、確かにモンクもびっくりの相当変態的なフレーズ、ハーモニー、コード進行を繰り広げている個性的なピアニストだ。
結局、Carpenters 6作目のスタジオアルバムとなる『Horizon』とThelonious Monk『The Man I love』を購入して店を出る。
帰宅して聴いてみれば、どちらも落ち着いた雰囲気と穏やかな空気感がある。どことなく儚げで、秋の気配を感じさせる名盤だ。「Ruby my dear」はバンドスタイルでもソロでも、それぞれの編成で異なる趣があり、聴くたびに新たに出会い直すことのできる名曲だと思う。


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